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エッジAI(Edge AI)

エッジAI(Edge AI)とは、AI(人工知能)の処理をクラウドサーバーではなく、端末やセンサーなどのエッジデバイス上で行う技術のことです。ここでの「エッジ」とは、ネットワークの末端(端=edge)を意味し、スマートフォン、監視カメラ、IoTデバイス、ドローン、ロボットなどが代表的なエッジデバイスにあたります。 従来、AI処理は高性能なクラウドサーバーで実行されていましたが、エッジAIではデバイス単体でAIの推論(予測や分類)を行えるように設計されているため、インターネット接続が不安定な環境でも動作し、リアルタイム性やプライバシー保護の観点からも注目されています。 エッジAIの主なメリット: • リアルタイム処理:クラウドに送信せずに即時判断できるため、遅延が少ない • セキュリティとプライバシーの強化:データを外部に送信せずに処理できる • 通信コストの削減:大量のデータをクラウドにアップロードせずに済む • オフライン対応:通信が遮断された環境でも動作可能 応用例としては、監視カメラによる人物検出や不審行動の自動検知、製造現場の異常監視、農業ドローンによる作物の健康チェック、ウェアラブルデバイスによる健康状態のリアルタイム分析などがあります。 また、近年はAIモデルの軽量化(例:TinyML、量子化、蒸留など)や専用チップ(例:Edge TPU、NVIDIA Jetson、Apple Neural Engine)も進化しており、エッジAIの導入がますます加速しています。 エッジAIは、「いつでも・どこでも・素早く・安全に」AIを使うためのインフラとして、今後あらゆる産業領域での普及が期待されています。