
ボイスボックス
VOICEVOX
の使い方・機能・解決する業務課題
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VOICEVOX(ボイスボックス)とは?
VOICEVOXはヒホ(廣芝和之)氏が開発する無料のテキスト読み上げ・歌声合成ソフト。ずんだもん・四国めたんなど46キャラクターの音声を、クレジット表記を条件に商用・非商用問わず無料で利用できる(規約はキャラクターごとに異なる)。Windows/Mac/Linux対応のオープンソースで、日本語の解説動画ナレーションの定番。
解決する業務課題
「VOICEVOX」のサービス詳細
VOICEVOXとは
VOICEVOXは、ヒホ(廣芝和之)氏が開発する無料のテキスト読み上げ・歌声合成ソフトウェアです。日本発のオープンソースソフトで、テキストを入力するだけで「ずんだもん」「四国めたん」など46キャラクター(2026年8月19日時点)の音声を生成でき、クレジット表記を条件に商用・非商用を問わず無料で利用できます。
解説動画・ゲーム実況・VTuberコンテンツのナレーションとして広く使われており、「ずんだもんの声」といえばVOICEVOXを指すほど定着しています。イントネーションを文字単位で調整できる編集機能と、喋り声で歌わせる「ハミング」・歌声らしく歌わせる「ソング」機能を備え、Windows/Mac/Linuxのローカル環境で動作します。
使い方
- 公式サイトからダウンロードする — 公式サイトの「ダウンロード」からインストーラーを取得します。通常のCPU版のほか、対応GPU搭載PC向けのGPU版があります。初回起動時にセキュリティ警告が出た場合は、発行元「Kazuyuki Hiroshiba」を確認して実行します。
- テキストを入力する — キャラクターアイコン右の空白をクリックして、読み上げたい文章を入力します。行ごとに別のテキスト・別のキャラクターを割り当てられます。
- キャラクターを選ぶ — テキスト欄左のアイコンから話者を切り替えます。同じキャラクターでも「ノーマル」「あまあま」など複数のスタイルを持つものがあります。
- 再生して調整する — 再生ボタンで音声を確認し、画面下部の「イントネーション」で文字ごとの音の高さをバーで調整します。話速・音量・抑揚はプリセットとして保存できます。
- 書き出す — メニューの「ファイル」→「音声書き出し」でWAVファイルとして保存します。設定によりテキストファイルやlabファイル(タイミング情報)も同時に出力できます。
主な機能
- テキスト読み上げ — 入力した日本語テキストを46キャラクターの音声で読み上げ。キャラクターごとに複数の感情スタイルを持つ
- イントネーション調整 — 文字単位で音の高さをバー操作で編集。「キ」「ツ」「ス」などの無声化の解除も可能
- ソング・ハミング — ピアノロールにノートと歌詞を置いて歌わせる歌声合成。喋り声に近い「ハミング」と歌声らしい「ソング」の2種類
- 読み方&アクセント辞書 — 固有名詞や専門用語の読み・アクセントを登録して誤読を防ぐ
- プリセット機能 — 話速・抑揚などのパラメータをまとめて登録し、行単位で適用
- オフライン動作 — 音声合成はローカルPC上で完結し、インターネット接続なしで利用可能
- エンジン・コアの外部利用 — 音声合成エンジンはHTTP API(AudioQuery)として他アプリから利用でき、コアライブラリとしての組み込みも可能。VOICEVOX API準拠の他社製エンジンを追加するマルチエンジン機能もある
料金プラン
VOICEVOXに有料プランはなく、すべての機能・全キャラクターを無料で利用できます(2026年8月19日時点の公式表記)。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| ソフトウェア本体 | 無料(全機能・全キャラクター利用可) |
| 商用利用 | 無料(クレジット表記が条件。キャラクターごとの利用規約に従う) |
| クレジット表記なしの商用利用 | 東北ずん子プロジェクト系キャラクターの場合、1キャラクターごとに40万円(税別)の契約が必要(同プロジェクトの音源利用規約より) |
| 寄付 | 任意。開発者のpixivFANBOXで支援できる |
無料プラン・トライアル
「無料版」と「有料版」の区別自体がなく、ダウンロードした時点で全機能が使えます。生成した音声のダウンロード(WAV書き出し)にも回数制限はありません。無料であることの条件は金銭ではなく規約で、VOICEVOXを利用したことがわかるクレジット表記(動画の概要欄・動画内など)と、各キャラクターの利用規約の順守が求められます。
キャラクターごとの利用規約に注意
VOICEVOXで最も誤解されやすいのがこの点です。公式Q&Aにあるとおり、「キャラクター」と「ソフトウェア」で権利者が異なり、音声を公開する際は各キャラクターの音源利用規約に従う必要があります。
- クレジット表記の形式 — ずんだもん・四国めたんなど東北ずん子プロジェクト系のキャラクターでは、「VOICEVOX:ずんだもん」のような形式でのクレジット表記が求められます。動画なら概要欄や動画内、音声のみなら冒頭・末尾への挿入が公式Q&Aで案内されています
- 商用利用 — 同プロジェクトの音源利用規約では、クレジット表記をすれば商用・非商用とも許可。クレジット表記なしで商用利用する場合は1キャラクターごとに40万円(税別)の契約が必要とされています
- 禁止事項の例 — 公序良俗に反する利用、政治活動・宗教活動、情報商材での利用、虚偽の情報や誤解を招くコンテンツ、反社会的勢力による利用など(東北ずん子プロジェクト音源利用規約の例)
- キャラクターごとに規約が違う — 上記はあくまで一例で、46キャラクターの権利者・規約はそれぞれ異なります。公開前に必ず公式サイトの各キャラクターページから利用規約を確認してください。複数キャラクターの声を混ぜるモーフィング機能では、より厳しい側の規約が優先されます
日本語対応
- UI — 完全に日本語。日本発のソフトで、ドキュメント・公式Q&Aも日本語です
- 入出力 — 日本語テキストの読み上げに特化しています。アクセント句の編集や無声化の制御など、日本語音声の品質を上げるための機能が中心です
- サポート — 公式のQ&Aページのほか、X(旧Twitter)の「#VOICEVOX」タグや公式アカウントでの質問が案内されています。企業向けの専任サポート窓口はありません
評判・導入実績
- GitHubスター数 — エディターのリポジトリ(VOICEVOX/voicevox)は約3,200スター(2026年8月19日時点)。エディター・エンジン・コアの3リポジトリで活発に開発が続いています
- OSSとしての継続性 — 2021年8月の公開以来バージョンアップが続き、2026年8月時点の最新はVersion 0.25.2。コミュニティのコントリビューターが開発に参加しています
- キャラクター文化への浸透 — 「ずんだもん」をはじめとするVOICEVOXキャラクターの解説動画・実況動画はYouTube・ニコニコ動画で広く定着しています(利用数の公式統計は公表されていません)
他社ツールとの違い
| 製品 | 料金 | 特徴 |
|---|---|---|
| VOICEVOX | 完全無料 | キャラクターボイス特化。ローカル動作・OSS。規約はキャラごと |
| CoeFont | 無料枠+有料プラン | クラウド型。自分の声のAI化や著名人音声、法人利用に強い |
| ElevenLabs | 無料枠+有料プラン | 多言語・感情表現に強い海外大手。API利用が充実 |
| Voice.ai | 無料枠+有料プラン | リアルタイムボイスチェンジャーが主軸 |
VOICEVOXの立ち位置は「キャラクターの声で日本語コンテンツを作る」ことに最適化された無料ツールです。多言語ナレーションや自然な英語音声が必要ならElevenLabs、ビジネス用途で権利処理を一本化したいならCoeFont、配信中に自分の声を変えたいならVoice.aiが比較対象になります。逆に、ずんだもん等のキャラクター人気を活かした動画づくりが目的なら、VOICEVOX以外の選択肢はほぼありません。
よくある質問
Q. 商用利用はできますか。 できます。公式Q&Aでは「クレジット表記をして頂ければ商用・非商用問わず使用できます」とされています。ただしキャラクターごとに音源利用規約が別にあるため、使うキャラクターの規約も必ず確認してください。
Q. クレジット表記はどう書けばよいですか。 「VOICEVOX:ずんだもん」のように、VOICEVOXとキャラクター名がわかる形式で、動画なら概要欄や動画内に記載します。音声のみのコンテンツでは冒頭か末尾にクレジット音声を入れる方法が公式Q&Aで案内されています。
Q. YouTubeの収益化動画で使えますか。 クレジット表記をしたうえで、使用キャラクターの規約の範囲内であれば可能です(収益化は商用利用にあたります)。政治・宗教目的や公序良俗に反する内容など、キャラクター規約側の禁止事項に注意してください。
Q. オフラインで使えますか。 使えます。音声合成はローカルPC上で実行され、インターネット接続は不要です。
Q. 会社の製品やサービスに組み込めますか。 エンジン・コアが公開されており技術的には可能ですが、キャラクター音声の利用規約はキャラクターごとに異なります。クレジット表記なしの利用には有償契約が必要なキャラクターもあるため、権利者への確認が必要です。
Q. Macでも使えますか。 使えます。macOS 14以降に対応しています(Apple SiliconではRosettaのインストールが必要な場合があります)。Linux(Ubuntu 22.04・24.04)にも対応しています。
提供元
VOICEVOXは企業ではなく、ヒホ(廣芝和之)氏が個人で開発し、OSSコミュニティのコントリビューターとともにメンテナンスしているプロジェクトです。エディター(Electron+Vue)・エンジン(Python)・コア(Rust)の3層構成でGitHub上に公開されており、エディターはLGPL-3.0とのデュアルライセンスです。運営資金は任意の寄付(pixivFANBOX)で支えられています。キャラクターの権利は各キャラクターの権利者(ずんだもん等は東北ずん子プロジェクト)に帰属し、ソフトウェアとは別に管理されています。
本ページの情報は2026年8月時点で公式サイトに公開されている内容にもとづきます。機能・料金は変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトをご確認ください。

