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atama+(アタマプラス)とは?
atama+(アタマプラス)は、atama plus株式会社(東京・KUMONグループ)が塾・予備校向けに提供するAI教材。生徒のつまずきの根本原因をAIが学年をさかのぼって診断し、専用カリキュラムを自動作成する。全国4,500教室以上が導入し、駿台や栄光も採用。料金は非公開(導入塾の受講料に含まれる)で、個人は月額22,000円からの公式オンライン塾でも利用できる。日本語対応。
解決する業務課題
「atama+」のサービス詳細
atama+とは
atama+(アタマプラス)は、atama plus株式会社(日本・東京)が塾・予備校向けに提供するAI教材です。AIが生徒一人ひとりの理解度とつまずきの根本原因を診断し、世界にひとつの「自分専用カリキュラム」を自動で組み立てます。2017年7月の提供開始から導入が広がり、2026年7月時点で全国4,500以上の塾・予備校の教室で採用。駿台予備学校、Z会グループの栄光、明光義塾、京進、馬渕教室といった大手も導入しています。2026年7月には、公文式で知られるKUMON(公文教育研究会)グループに参画しました。
最大の特徴は、「わからない」の原因を学年をまたいでさかのぼって特定することです。たとえば高校数学の単元でつまずいたとき、その根本原因が中学範囲の理解不足にあるとAIが判断すれば、そこまで戻って講義動画と演習を組み直します。生徒はタブレットで自分専用レッスンを進め、先生は専用アプリ「atama+ COACH」で全員の学習状況をリアルタイムに把握してコーチングに専念する——この「AI×人」の分業がatama+の設計思想です。
使い方
atama+は塾・予備校の教材として提供されるため、個人でアプリを購入する形ではありません。使い始めるまでの流れは次のとおりです。
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atama+を使える塾を探す
公式サイトの導入塾検索(product.atama.plus/juku)で、地域(北海道・東北〜九州・沖縄)から導入塾を探せます。すでに通っている塾がある場合は、atama+のコースがあるか問い合わせます。
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体験授業で診断を受ける
多くの導入塾が無料体験を用意しています。最初にAIの診断を受けると、理解できている単元とつまずいている単元、その根本原因が可視化されます。
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自分専用レッスンで学習する
診断結果をもとにAIが組んだカリキュラムに沿って、約5分の講義動画と演習を繰り返します。理解度の変化に合わせて、出題内容はリアルタイムに組み替わります。
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先生のコーチングを受ける
先生はatama+ COACHで学習データを見ながら、つまずきへの声かけや学習計画の調整を行います。
自宅で使いたい場合は、公式の「atama+ オンライン塾」(中学生〜既卒生対象)があります。オンラインの体験・相談会に参加すると14日間の無料体験ができ、専属のスタディトレーナーと学習計画を立てて開始する流れです。
主な機能
- 学習診断AI — 単元ごとの理解度・つまずきの根本原因を、学年をさかのぼって特定する
- 自分専用カリキュラム — 診断結果と目標から、講義動画(約5分)・演習・復習の順序をAIが自動編成。解答のたびに内容が更新される
- atama+ COACH — 先生用アプリ。生徒全員の進捗・つまずき・集中状態をリアルタイムに把握できる
- 生成AIによる質問対応(2026年3月提供開始) — 問題用紙を撮影するとヒントと解説が返り、チャットで何度でも質問できる。複数のAIを組み合わせてハルシネーション対策を行い、学習指導要領に沿って解説する。中学1年生〜既卒生の11教科に対応
- 駿台atama+模試 — 駿台と共同開発したオンライン模試。自宅で受験でき、終了直後にAIが弱点を分析してatama+での学習につながる。オンライン受験者は25万人を突破(2022年10月時点)
料金プラン
atama+本体(塾・予備校向け)の料金は非公開(要問い合わせ)で、生徒側は各塾の受講料に含まれる形で支払います。金額は塾のコース設定によって異なるため、通う予定の塾に確認してください。
個人向けに料金が公開されているのは、公式の「atama+ オンライン塾」です(2026年8月19日時点の公式表記。すべて税込・日本円)。
| 項目 | 中学生 | 高校生・既卒生 |
|---|---|---|
| 入塾金 | 22,000円 | 22,000円 |
| 1教科/月 | 22,000円 | 24,200円 |
| 2教科/月 | 24,200円 | 26,400円 |
| 3教科/月 | 27,500円 | 29,700円 |
| 4教科/月 | 30,800円 | 33,000円 |
| 5教科/月 | 34,100円 | 36,300円 |
| 6教科/月 | —(5教科まで) | 39,600円 |
| 7教科/月 | — | 42,900円 |
月額にはAI教材での学び放題に加え、スタディトレーナーによるコーチング、質問対応(質問フォーム・LINE質問サービスなど)、オンライン自習室の利用が含まれます。3ヶ月一括で3%、6ヶ月一括で7%、12ヶ月一括で10%の割引があり、支払いはクレジットカードのみです。
このほか、atama plusが展開する通学型の「進学個別 atama+塾」(全国70校以上)は、入塾金が小・中学生22,000円/高校生・既卒生33,000円(税込)で、授業料は「定額通い放題」制。授業料の金額は公開されておらず、資料請求で確認する形です。
無料プラン・トライアル
atama+単体の無料版はありません。無料で試す入り口は次の2つです。
- atama+ オンライン塾の14日間無料体験 — 体験・相談会の後に利用でき、無料期間中に解約すれば料金は一切かからない
- 導入塾・atama+塾の無料体験授業 — atama+塾は入塾テストなし。導入塾の体験授業でAI診断まで受けられることが多い
日本語対応
日本の会社が日本の学習者向けに開発したサービスで、UI・教材・サポートのすべてが日本語です。教材は日本の学習指導要領と大学入試(共通テスト・個別試験)に準拠しており、2022年時点で11教科をカバーしています。英語圏向けの製品ではないため、日本語で学ぶ中高生にとっては最初から違和感なく使えます。
評判・導入実績
(2026年7月時点)
(2022年9月発表)
オンライン受験者(2022年10月)
(2026年3月時点)
大手塾・予備校との連携が実績の中心です。
- 駿台グループ — 2019年9月に業務提携を発表し、2020年4月から駿台予備学校の全国校舎へ順次導入(当初は数学・英語・物理・化学)。2024年4月には学校法人駿河台学園がatama plus株式の35.5%を取得する資本業務提携に発展し、「atama+ オンライン塾」を共同で本格展開
- Z会グループ(栄光) — 2019年11月の業務提携で「栄光の個別ビザビ」133教室に導入。2021年3月には通塾とオンラインを組み合わせた「atama+ビザビ」を首都圏204校で開始
- KUMONグループ参画 — 2026年7月5日付で公文教育研究会がatama plus株式の100%を取得。公式発表では、ミッション・組織体制は変えずに事業を継続するとしている
このほか公式サイトには明光義塾・京進・馬渕教室など40以上の導入塾名が掲載されています。
他社ツールとの違い
AI BEST SEARCHに掲載している「個人が直接使えるAI学習アプリ」と比べると、atama+は塾のインフラとして提供される教科学習AIという立ち位置が明確に異なります。
| atama+ | Duolingo | スピークバディ | LingoChamp | |
|---|---|---|---|---|
| 対象 | 小学生〜既卒生の教科学習 | 語学(40言語以上)ほか | 英会話 | 英語(発音・スピーキング) |
| 提供形態 | 塾・予備校経由/公式オンライン塾 | 個人向けアプリ | 個人向けアプリ | 個人向けアプリ |
| AIの役割 | 理解度診断と専用カリキュラム生成 | ゲーム化された反復学習+AI会話練習 | AIキャラクターとの会話練習 | 音素レベルの発音採点 |
| 料金の起点 | 塾経由は非公開/オンライン塾 月22,000円〜 | 無料(有料プランあり) | アプリ内課金 | アプリ内課金 |
- Duolingo — 「毎日続けさせる仕組み」で学ぶ語学アプリ。受験教科の体系的な学習ではなく、習慣化による語学学習が目的なら第一候補
- スピークバディ — 英語のスピーキングに特化。atama+の英語は入試向けで、話す練習は範囲外のため補完関係にある
- LingoChamp — 発音矯正に強い英語学習AI。教科としての英語(文法・読解)を固めるatama+とは目的が異なる
よくある質問
Q. 個人で契約できますか?
A. atama+自体は塾・予備校向けで、個人への直接販売はありません。個人が使うには、導入塾に入るか、公式の「atama+ オンライン塾」(中学生〜既卒生)に入塾します。
Q. 対応教科・対象学年は?
A. 小学生から高校3年生・既卒生までが対象です。オンライン塾の場合、中学生は数学・英語・国語・理科・社会の5教科、高校生・既卒生は数学・英語・物理・化学・生物・古文/漢文・地理歴史(地理・日本史・世界史・歴史総合)・情報に対応しています(2026年8月時点の公式表記)。
Q. 料金はいくらかかりますか?
A. 導入塾経由の場合は塾の受講料に含まれ、金額は塾ごとに異なります(公式には非公開)。公開料金があるのはatama+ オンライン塾で、入塾金22,000円+月額22,000円〜(税込・教科数による定額制)です。
Q. 解約・返金はできますか?
A. atama+ オンライン塾は初回申込時に14日間の無料体験があり、期間中に解約すれば料金はかかりません。入塾後に一括払いした場合も、退塾時は利用期間に応じて精算されます。導入塾経由の場合は各塾の規定に従います。
Q. KUMONグループに入って何が変わりますか?
A. 2026年7月の公式発表では、ミッションと組織体制は変更せず、KUMONのネットワークを生かして国内外の学習機会を広げるとしています。サービス終了や既存導入塾への提供停止は発表されていません。
Q. 学校でも使われていますか?
A. 塾・予備校が中心ですが、大学の入学前教育プログラムとして25大学79学部に採用されているほか(2026年3月時点)、企業の従業員教育プログラムも2026年3月に始まっています。
提供元
atama plus株式会社(本社: 東京都文京区後楽2-1-2)。2017年4月設立で、代表取締役CEOは稲田大輔氏。「教育×テクノロジー」領域の日本発スタートアップとして成長し、2021年7月のシリーズBラウンドで約51億円を調達(DCM Ventures、JAFCO、Pavilion Capital、T. Rowe Priceなど)、創業からの累積調達額は約82億円に達しました。
資本関係は段階的に変わっています。2024年4月に駿台予備学校を運営する学校法人駿河台学園が株式35.5%を取得して資本業務提携を締結。さらに2026年7月5日付で公文教育研究会(KUMON)が株式100%を取得し、atama plusはKUMONグループの一員になりました。
事業はAI教材atama+を軸に、進学個別atama+塾(フランチャイズ展開)、atama+ オンライン塾、駿台atama+オンライン模試、大学向け入学前教育プログラム、企業向け従業員教育(業務習得AIシステム「Sketto」)へ広がっています。
本ページの情報は2026年8月時点で公式サイトに公開されている内容にもとづきます。機能・料金は変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトをご確認ください。

