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Sakana Fugu

サカナ フグ
Sakana Fugu
の使い方・機能・解決する業務課題

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Sakana Fugu(サカナ フグ)とは?

複数のLLMを動的に束ねて1つのAPIとして提供する、Sakana AIのマルチエージェント基盤。内部で世界トップクラスの専門モデルを指揮(オーケストレーション)し、あたかも1つのモデルのように振る舞う。Fugu / Fugu Ultra / Fugu Cyber の3種を提供し、コーディング・推論・科学の各ベンチマークで単一フロンティアモデルに匹敵・凌駕。OpenAI互換APIで、特定ベンダーへの依存を避けられる「AI主権」志向が特徴。

解決する業務課題

「Sakana Fugu」のサービス詳細

Sakana Fuguとは

Sakana Fuguは、複数の専門LLMを内部で動的に束ねて指揮(オーケストレーション)し、1つのAPIとして提供するマルチエージェント基盤です。日本のSakana AIが開発し、「マルチエージェントを、一つのモデルAPIとして提供」することをコンセプトにしています。ユーザーは1つのエンドポイントにリクエストを送るだけで、内部では役割分担・委譲・検証・統合までが自動で行われ、あたかも1つの高性能モデルのように振る舞います。

Sakana Fuguの仕組みの図。上部の「Sakana Fugu」から、下部の「LLM Pool」(Closed & open models=各社のクローズド/オープンモデルと、Sakana Fugu 自身のモデル)へ矢印が伸び、複数のモデルを動的に束ねて指揮する様子を表している

出典: Sakana AI Fugu 公式サイト(以下の画像も同様)

提供元
Sakana AI(日本)
分類
マルチエージェント・オーケストレーションAPI
モデル
Fugu/Fugu Ultra/Fugu Cyber の3種
API
OpenAI互換(OpenRouter・Vercel・opencode 等からも利用可)
料金
月額サブスク($20〜)+トークン従量課金(無料枠なし)
提供地域
EU/EEA では利用不可(本ページ更新時点)

マルチエージェントを「一つのモデル」として使える

  • マルチエージェント・オーケストレーション: 内部で複数の専門LLMを動的に束ね、役割分担・委譲・検証・統合までを自動で実行。ユーザーは1つのAPIとして扱えます。
  • ベンダー依存を避けられる: 特定プロバイダーがアクセスを制限しても、別のモデルへ経路を切り替えて処理を継続。Sakana が掲げる「AI主権」を体現します。
  • OpenAI互換API: 既存のOpenAI互換クライアントから、エンドポイントとモデル名を差し替えるだけで利用できます。OpenRouter・Vercel・opencode などからも使えます。
  • 最新研究が基盤: モデルのオーケストレーションを学習で実現する2本のICLR 2026論文「TRINITY」(進化型LLMコーディネーター)と「Conductor」(自然言語でのエージェント統率の学習)を土台にしています。人手で組むのではなく、タスクごとに専門エージェントをどう編成・連携させるかをシステム自身が学習します。

3つのモデル

用途に応じて3つのモデルを選べます(いずれもOpenAI互換APIから利用可能)。

  • Fugu — 性能とレイテンシのバランスを取った標準モデル。日々のコーディング・コードレビュー、応答性の高いチャットボットなどに。
  • Fugu Ultra — より広い専門エージェントのプールを連携させ、難易度が高く重要な問題で回答品質を最大化。Kaggle・論文再現・セキュリティ分析・特許調査など。
  • Fugu Cyber — サイバーセキュリティに特化。セキュリティ分析・脆弱性調査・脅威検知など、深さと精度が重要なワークフロー向け。

性能(ベンチマーク)

コーディング・推論・科学の各ベンチマークで、単一のフロンティアモデル(Fable 5 / Mythos Preview など)に匹敵・凌駕するスコアが公表されています。

73.7SWE Bench Pro(Fugu Ultra/Fugu は59.0)
95.5GPQA-D(Fugu / Fugu Ultra)
93.2LiveCodeBench(Fugu Ultra/Fugu は92.9)
50.0Humanity's Last Exam(Fugu Ultra/Fugu は47.2)

コーディング指標のSWE Bench Proでは、Fugu 59.0/Fugu Ultra 73.7 と、比較対象のフロンティアモデル(54.2〜69.2)を上回るスコアが公表されています。

料金

料金体系は「月額のサブスクリプション」と「トークン従量課金」の2本立てです。

サブスクリプション(月額)

StandardProMax
月額料金$20$100$200
利用枠基準Standardの10倍Standardの20倍
想定される使い方日常的な軽い利用集中して作業するセッション長時間動かす重いワークロード

トークン従量課金(100万トークンあたり)

入力出力キャッシュ入力
Fugu内部で使われたモデルの標準レートに準拠同左同左
Fugu Ultra$5$30$0.50
Fugu Cyber$6$36$0.60

※ コンテキストが272Kトークンを超える場合は、Fugu Ultra が $10/$45/$1.00、Fugu Cyber が $12/$54/$1.20 に変わります。

複数エージェントが動いても料金は積み上がりません。内部で何体のエージェントが動作しても、課金は「関与した最上位モデル1つ分のレート」で計算されます。マルチエージェント基盤でありながら費用が読みやすいのは、この設計によるものです。

無料枠はある?

Sakana Fugu に無料枠・無料トライアルは用意されていません。最小構成はサブスクリプションの Standard($20/月)か、トークン従量課金での利用開始になります。

まず費用を抑えて試すなら、従量課金で少量のリクエストを投げて感触を確かめる進め方が現実的です。OpenAI互換APIなので、既存のコードのエンドポイントとモデル名を差し替えるだけで比較検証できます。

使い方

  1. console.sakana.ai からサインアップします。
  2. OpenAI互換APIのエンドポイントに、モデル(Fugu / Fugu Ultra / Fugu Cyber)を指定してリクエストします。OpenRouter・Vercel・opencode 経由でも利用できます。
  3. 必要に応じて、エージェントプールから特定のモデル・プロバイダーを除外できます。

※ 現時点で EU / EEA では利用できません。

評判・向いている人

評価されているポイント

  • ベンダーロックインを避けられる: 特定のプロバイダーがアクセスを制限しても、エージェントプールを組み替えて処理を継続できます。2026年6月に Anthropic の Fable 5 / Mythos 5 が米国政府の輸出管理指令で突然停止した事例のように、単一ベンダー依存のリスクが現実のものになった局面で、この設計は分かりやすい価値になります。
  • 移行コストがほぼゼロ: OpenAI互換APIなので、SDKの入れ替えが不要です。エンドポイントとAPIキーを差し替えるだけで既存クライアントから使えます。
  • 単一モデルを上回るベンチマーク: SWE Bench Pro で Fugu 59.0 / Fugu Ultra 73.7 と、比較対象のフロンティアモデル(54.2〜69.2)を上回るスコアが公表されています。

注意しておきたい点

  • 無料で試せない: 前述のとおり無料枠がないため、検証にも費用が発生します。
  • EU / EEA では利用できません
  • モデルの内訳が固定されない: 内部で使われるモデルは動的に選択されます。ベンダーロックインを避けられることの裏返しとして、「常に同じモデルで再現したい」という要件には向きません。

向いている人: 特定ベンダーへの依存を減らしたい組織や、Kaggle・論文再現・セキュリティ分析・特許調査のように、多段の推論を要する重いタスクを扱う人。逆に、単純な生成タスクを大量に安く回したいだけなら、単一モデルのAPIを直接使うほうが割安です。

もっと詳しく

Sakana Fugu の仕組み・ベンチマーク・料金の詳細は、解説記事もあわせてご覧ください。

Sakana AI Fuguとは|マルチエージェントAPIの性能・料金・使い方を徹底解説


本ページの情報は2026年8月時点で公式サイトに公開されている内容にもとづきます。モデル構成・ベンチマーク・料金・提供地域は変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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