
キリガミ
Kirigami
の使い方・機能・解決する業務課題
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Kirigami(キリガミ)とは?
Kirigami(キリガミ)は、日本の個人が運営する、画像やPDFを編集できるPowerPoint(PPTX)に変換するWebサービス兼APIです。画像内の文字をOCRで読み取って書き換えられるテキストボックスとして出力し、図形はベクター化したうえで、意味の近い要素をまとめるレイヤー分解(Stack Mode)を行います。複数ページのPDFをまとめて投入してスライドごとに再構成でき、REST API・CLI・MCP・Claude Skillsからも同じ変換を呼び出せます。UIも出力も17言語に対応。料金はクレジット制で、画像1枚の変換が10クレジット、月額プランはSTARTERの$12.00から(2026年9月時点)。
解決する業務課題
「Kirigami」のサービス詳細
Kirigamiとは
Kirigami(キリガミ)は、日本の個人が運営する、画像やPDFを、編集できるPowerPoint(PPTX)に変換するWebサービス兼APIです。画像生成AIで作ったスライド、手元に画像しか残っていない資料、スクリーンショットなどを読み込み、文字をあとから書き換えられるテキストボックスとして、図形をベクターの要素として組み直した .pptx を返します。
公式トップページは2026年9月時点で「GPT Image 2で生成した画像を編集可能なPowerPointへ」を掲げ、自らを「AI パワポ エージェント」と呼んでいます。画面は、ファイルを置く場所というより、添付欄のついた指示入力欄です。画像・PDF・メモを添付して指示を書くと、変換された資料が返ってきます。もう一つの入口がAPIで、REST API・CLI・MCP・Claude の Skills から同じ変換を呼び出せます。日本語を含む17言語で、UIも出力も利用できます。
PDFはページ数×10
STARTER・月360クレジット
日本語・英語・中国語など
変換処理の完了後
(数値はいずれも2026年9月時点の公式サイトの記載にもとづきます)
画像で届いたスライドは、一文字も直せない
生成AIで作ったスライドやインフォグラフィックは、見た目が整っているのに、あとから一部だけ直せないことがあります。画像として描かれているため、見出しをクリックしても選べるのは画像であって、文字ではありません。年度を1つ進める、社名の表記をそろえる、といった小さな直しのために、資料全体を作り直すことになります。元のファイルが残っていないPDFや、スキャンした紙の資料も同じ状態にあります。
画像のまま渡された資料
- 見出しも本文も画像の一部で、選択も修正もできない
- 直すには、PowerPointで作り直すか、生成AIに全体を出し直させる
- 図やイラストは1枚に焼き込まれていて、位置を変えられない
Kirigamiを通したあと
- 文字は書き換えられるテキストボックスとして出力される
- 図形はベクター化され、PowerPoint上で個別に編集できる
- 意味の近い要素がまとまった構造になり、レイヤーごとに扱える
公式ドキュメントは、この違いを「スクリーンショットではなく、テキストは編集可能なまま、図形・レイアウト・背景も忠実に再現される」と説明しています。
4段階のパイプラインで、画像をPPTXに組み直す
変換は非同期のジョブとして処理されます。公式のAPIドキュメントが、4段階の構成と各段の役割を公開しています。Webの画面から使う場合も、APIから呼ぶ場合も、通る経路は同じです。
リクエストを送る
アプリケーション・AIエージェント・スクリプトが、HTTPでREST APIに送信する
受け口で検査する
APIキーによる認証、プラン別のレート制限、Zodによるバリデーション、ジョブの作成
待ち行列に積む
ジョブのメタデータはConvex、大きなデータはR2に保存し、QStashが画像を非同期に処理する
分解して組み直す
ベクトル化 → OCR → テキスト除去 → セマンティックグループ化 → PPTX生成。完成した .pptx は署名付きURLで配信される
ジョブの状態は pending → waiting_images → processing → completed と進み、恒久的に失敗した場合はクレジットが自動で返却される
中核にあるのは、最後の段の4つの処理です。まず図形の輪郭をベクトルとして取り出し、OCRで文字と位置を読み取り、読み取った文字を画像側から取り除いたうえで、意味の近い要素を一つのまとまりとして束ね直します。公式がStack Modeと呼ぶのがこの束ね方で、「意味の近い要素をまとめ、穴の空かない」構造にするものだと説明されています。文字を抜いた跡がそのまま空洞として残らないため、PowerPointで開いたときに背景が破綻しにくい、という設計です。
使い方
-
アカウントを作る
トップページの「無料で始める」からサインアップします。認証はClerkが担当しています。公式ヘルプセンターには「無料で1回の変換をお試しいただけます。継続してご利用いただく場合は、アカウントの作成とプランの購入が必要です」とあり、継続利用には月額プランか追加クレジットの購入が必要です。
-
画像やPDFを添付して、指示を書く
入力欄に画像・PDF・スクリーンショットをドラッグするか、⌘Vで貼り付けます。複数ページのPDFはまとめて投入でき、スライドごとに再構成されます。入力欄の下には消費クレジット(10c/枚)が表示されます。
-
変換を待つ
公式ヘルプによれば、画像1枚の変換にかかる時間は通常で数秒から1分程度です。複雑な画像や大きなファイルではそれ以上かかることがあります。変換中にエラーが発生した場合、クレジットは消費されません。
-
PPTXを受け取ってPowerPointで仕上げる
生成された .pptx をダウンロードし、PowerPointで開いて編集・プレゼン・共有します。文字はテキストボックス、図形はベクター要素として入っているため、普段のPowerPointの操作がそのまま使えます。
-
繰り返すならAPI・CLI・MCPに寄せる
同じ変換を毎回手で行う必要はありません。CLIなら
npm install -g @kirigami/cliのあとkirigami loginでブラウザ認証し、kirigami convert slide.png --output deck.pptxで変換できます。Claude Code / Claude Desktop / Cursor などのMCP対応クライアントからはclaude mcp add --transport http kirigami https://kirigami.ai/api/mcpの一行で接続できます。
変換を、人の手からエージェントの手に渡せる
このサービスがほかの変換ツールと最も違うのは、変換そのものを外から呼べる形で公開していることです。公開APIは2026年4月22日にv1として正式リリースされ、同月26日のv1.1.0でレイヤー分解とHTML→PPTXのエンドポイント、そしてリモートMCPが追加されました。
- REST API —
POST /api/v1/convertで1〜50枚の画像を1つのPPTXにまとめるジョブを投入し、GET /api/v1/jobs/:jobIdで状態を取得します。仕様はOpenAPI 3.1として/api/openapi.jsonから配信され、Scalarによる対話式リファレンスも用意されています - CLI —
@kirigami/cliをグローバルに入れ、ブラウザ経由でキーを受け取ります。APIキーをハードコードせずに動かせるため、CI/CDでは環境変数だけで済みます - MCP — リモートHTTP(
/api/mcp)とローカルstdioの2経路。リモート側はOAuth 2.0(PKCE)を自動で実行し、kirigami_decompose_image/kirigami_html_to_pptx/kirigami_get_usageの3つのツールを提供します。MCPリクエストを社外に出したくない場合は、同梱のNode.jsスクリプトをstdioで起動するローカル方式を選べます - Skills — Claude Code / Claude Desktop 向けの
.skillパッケージが2種類あります。kirigamiは画像をそのままPPTXに変換し(10クレジット/画像)、kirigami-htmlはClaudeがHTMLでスライドを設計してからPPTX化します(PPTX生成5クレジット、画像分解5クレジット)。2つは~/.kirigami/config.jsonを共有するため、一度ログインすれば両方使えます
APIキーは `ip2p_` で始まる64文字で、発行時に1度だけ表示されます。サーバー側にはSHA-256のハッシュしか保存されず、漏洩した場合はダッシュボードから即時失効できます。1ユーザーあたり最大5本までです。
機能
01画像・PDFをPPTXに変換する
中核となる変換機能です。どの月額プランでもコア機能はすべて使えます。
- OCRテキスト復元 — 画像内の文字を、後から書き換えられるテキストボックスとして出力する
- ベクター化 — 図形をベクトルとして取り出し、PowerPoint上で個別に編集できる要素にする
- レイヤー分解(Stack Mode) — 意味の近い要素をまとめ、穴の空かない構造にして編集しやすくする
- PDFインポート — 複数ページのPDFをまとめて投入し、スライドごとに再構成する
- 一括変換 — 1つのジョブで1〜50枚の画像を、1つのPPTXにまとめられる
- 17言語対応 — UIも出力も、日本語・英語・中国語などの17言語で利用できる
02外部のツールやエージェントから呼び出す
Webの画面を経由せずに、同じ変換をプログラムから実行するための経路です。
- REST API — アップロード・変換・ジョブ取得・公開投稿・CLI認証の各エンドポイント。OpenAPI 3.1の仕様書を配信
- CLI — `@kirigami/cli`。`convert` / `status` / `publish` などのコマンドと、ブラウザ経由のログイン
- MCP — リモートHTTPとローカルstdioの2経路。Claude Code・Claude Desktop・Cursorなどから接続できる
- Skills — `kirigami`(画像→PPTX)と `kirigami-html`(HTML設計→PPTX)の2種類
- レート制限 — 変換は毎分10回、アップロードは毎分20回など。超過時はHTTP 429と Retry-After ヘッダを返す
03周辺の機能
変換の前後を支える機能です。
- HTML/CSS → PPTX — `POST /api/v2/html-to-pptx`。HTMLで組んだスライドを編集可能なPPTXにする(5クレジット)
- レイヤー分解API — `POST /api/v2/decompose`。画像をレイヤーに分解して署名付きURLで返す(5クレジット/画像)
- クレジットの返却 — ジョブが恒久的に失敗した場合、消費したクレジットは自動で戻る
- マーケットプレイス — AIで生成したスライドやテンプレートを無料で探せる場。CLI・API経由でも呼び出せる。クリエイター収益化プログラムは2026年9月時点で準備中
対応する入力・出力
料金
料金はクレジット制で、1回の変換(画像1枚)が10クレジットです。PDFはページ数×10クレジットで、10ページのPDFなら100クレジットを消費します。アップロード、ジョブのポーリング、マーケットプレイスの閲覧にはクレジットがかかりません。
| プラン | 月額(USD) | クレジット/月 | 変換回数の目安 | 主な内容 |
|---|---|---|---|---|
| STARTER | $12.00 | 360 | 月36回まで | テキスト編集機能、PDF一括変換機能、Web / API / Claude Code 共通 |
| PRO 20 | $20.00 | 600 | 月60回まで | 上記に加えて優先サポート |
| PRO 40 | $40.00 | 1,200 | 月120回まで | 最優先サポート・API アクセス |
月額契約をせずに使いたい場合や、月のクレジットを使い切った場合には、追加クレジットパックを購入できます。
| 追加クレジット | 価格(USD) | クレジット | 変換回数の目安 |
|---|---|---|---|
| 10回パック | $4.00 | 100 | 10回 |
| 30回パック | $10.00 | 300 | 30回 |
| 100回パック | $33.00 | 1,000 | 100回 |
価格・課金ともに米ドル建てです。公式の料金ページは「日本のカードをご利用の場合、カード発行会社のレートで日本円に換算されて請求されます」と注記しています。特定商取引法に基づく表記(2025年12月10日更新)は販売価格について「すべて税込価格です」と記載しています。
- 無料枠 — 料金ページに無料プランはありません。一方でトップページには「無料で始める」ボタンがあり、ヘルプセンターは「無料で1回の変換をお試しいただけます」と記載しています。登録時に付与されるクレジット数は公開されていません(2026年9月時点)
- 支払い — Stripe経由のクレジットカード(Visa・Mastercard・American Express・JCB等)。サブスクリプションは更新日に自動課金され、クレジットパックは購入時に即時決済されます
- 解約 — ダッシュボードの「サブスクリプション管理」からいつでもキャンセルでき、キャンセル後も現在の請求期間が終了するまで利用できます
- 返金 — デジタルサービスの性質上、原則として返金は行われません。サービスの重大な不具合、決済エラーでクレジットが付与されない場合などは、ダッシュボードの返金申請フォームから相談できます
アップロードした画像はどう扱われるか
社内資料や提案書を外部のサービスに通す以上、保存期間と第三者への委託は先に確かめておきたい点です。公式のプライバシーポリシー(2026年3月16日更新)とセキュリティポリシー(2025年12月10日更新)が、扱いを公開しています。
法人として導入する場合は、運営が個人事業主であることを前提に、請求書払いや個別の秘密保持契約が必要かどうかを先に確認しておくと判断が早くなります。支払いはStripeのクレジットカード決済のみで、請求書払いの案内は公開されていません。
他の変換ツールとの違い
画像になったスライドを編集できる状態に戻す方法には、Kirigamiのように変換するほか、別の変換サービスを使う、作成元のサービスの機能で直す、スライド生成AIで作り直す、といった選択肢があります。何を残したいか、そして変換を自動化したいかで向き不向きが分かれます。
| 観点 | Kirigami | Swift-Slide | NotebookLMの純正書き出し | GAMMA・Canvaで作り直す |
|---|---|---|---|---|
| 入力 | 画像(JPG・PNG・GIF)とPDF | PDF・PNG・JPEG・WebP | — | テキストや手元の資料から新規に生成 |
| 文字の扱い | OCRで読み取り、書き換えられるテキストボックスとして出力 | OCRで読み取り、背景を復元してテキストを元の位置に再配置 | PPTXで書き出しても各スライドは画像として入る | 最初から編集できるスライドとして生成される |
| 図形の扱い | ベクター化し、意味の近い要素をまとめて分解(Stack Mode) | 図や写真は画像のまま残り、オブジェクト分離で切り離せる | 画像のまま | テーマやテンプレートに沿って新しく作られる |
| 外部からの呼び出し | REST API・CLI・MCP・Claude Skills | 公式サイトに記載なし | — | 各サービスの仕様による |
| 無料で試せる範囲 | 無料プランはなし。ヘルプセンターに「無料で1回の変換」の記載 | Free 0円・月5ページ+初回登録ボーナス5ページ | NotebookLMの利用範囲内 | 各サービスの無料プランによる |
| 料金 | $12.00/月から(税込・USD建て) | 月980円から(税込) | — | 各サービスによる |
変換を毎回手で行うのではなく、AIエージェントや社内のスクリプトから呼び出して流れの中に組み込みたい場合は、API・CLI・MCPがそろっているKirigamiが選択肢になります。逆に、変換したあとブラウザ上で文言や位置を細かく整えてから書き出したい場合は、エディタを備えたSwift-Slideのようなサービスのほうが手数が少なく済みます。そもそも編集できるスライドを最初から作りたいならGAMMAやCanva、文章から図解を起こしたいならNapkinのように、目的ごとに別のツールがあります。
よくある質問
本ページの情報は2026年9月時点で公式サイトに公開されている内容にもとづきます。最新の仕様・料金は公式サイトをご確認ください。

