
オーグメント・コード
Augment Code
の使い方・機能・解決する業務課題
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Augment Code(オーグメント・コード)とは?
Augment Code(オーグメント・コード)は、米Augment Computing, Inc.が提供する大規模コードベース向けのAIコーディングエージェント。コードを意味で索引するContext Engineを中核に、VS Code・JetBrainsの拡張、Auggie CLI、クラウドでエージェントを並べて動かすCosmos、GitHubのコードレビューを提供し、チケットからPR・レビュー・脆弱性修正・障害調査までを人の承認をはさんで自動化する。料金はチーム定額でStandard 月20ドル・Business 月100ドル(50席まで・使用量込み)、Enterpriseは個別見積もり。2026年10月にCosmos・Auggie CLI・Context Engineなどの資産をHarnessが買収(2026年11月時点)。
解決する業務課題
「Augment Code」のサービス詳細
Augment Codeとは
Augment Code(オーグメント・コード)は、米国の Augment Computing, Inc. が提供する大規模なコードベース向けのAIコーディングエージェントです。中核にあるのは「Context Engine」で、リポジトリ・サービス・変更履歴を意味のレベルで索引し、エージェントがその作業に関係する部分だけを読んで動けるようにします。
使う場所は4つあります。VS Code・JetBrains の拡張機能、ターミナルの Auggie CLI、そしてクラウドでエージェントを並べて動かす「Cosmos」と、GitHub のプルリクエストを見るコードレビューです。公式サイトは Cosmos を「ソフトウェア工場(software factory)を動かすプラットフォーム」と打ち出しており、チケットからプルリクエスト、レビュー、脆弱性の修正、障害調査までを、人の承認をはさみながらエージェントに回させる方向に重心を移しています。
Harness による買収について:2026年10月8日、ソフトウェアデリバリー基盤の Harness が、Augment Code の一部の資産(Cosmos、Auggie CLI、Code Context Engine と関連技術)を買収したと発表しました。Cosmos は「Harness Cosmos Software Factory Agent」として Harness のプラットフォームに加わり、開発チームも Harness に移ります。2026年11月時点でも augmentcode.com では Standard・Business・Enterprise の各プランが案内されており、Cosmos は「利用可能」とされています。今後の提供形態は変わる可能性があるため、導入前に公式の案内を確認してください。
使い方
- 使う場所を選んで入れる
エディタで使うなら VS Code か JetBrains IDE に Augment の拡張機能を入れます。ターミナルや CI で使うなら
npm install -g @augmentcode/auggieで Auggie CLI を入れます。チームで仕事を自動化するなら Cosmos(ブラウザ)から始めます。 - サインインしてワークスペースを索引する
サインインすると、Context Engine が作業中のフォルダを索引します。索引に含めないファイルは
.augmentignoreで外せます。別のリポジトリやフォルダをコンテキストに足すこともできます。 - エージェントに作業を頼む Agent に「機能を実装する」「依存関係を上げる」「プルリクエストを書く」といった作業を自然言語で頼みます。作業の途中経過はチェックポイントとして自動で保存され、前の段階に戻せます。通常の「Agent」はコマンドの実行やツールの利用の前に承認を求め、「Agent Auto」にするとファイル編集・ターミナルのコマンド・MCP などのツールを自動で進めます。
- くり返しの仕事を Cosmos のループにする Cosmos の Advisor に、自動化したい流れを自然言語で伝えます。Advisor が使うエージェント(Expert)・実行環境・自動化の計画を示し、それを承認すると、GitHub・GitLab・Slack・Linear・Jira・スケジュール・Webhook をきっかけにエージェントが動き始めます。
エディタの中では、エージェントがファイルを編集すると、追加・削除した行が差分で示されます。どのファイルを何行変えたかがその場で分かり、気に入らなければチェックポイントから前の段階に戻せます。

出典: Augment Code ドキュメント・Augment Code 公式サイト(以下の画面画像も同様)
何十万ものファイルから、その作業に要る部分だけを渡す
コーディングエージェントの多くは、ファイルを grep し、広い範囲を開き、見つけたものをまとめてモデルに渡して文脈を作ります。Augment の公式サイトは、これがトークンの無駄と、やり直しのもとになっていると指摘しています。
Context Engine は、コードを意味で索引し、数十万のファイルの間の関係をつかむ検索エンジンです。たとえば「支払いのリクエストにログを足して」と頼むと、React のアプリ、Node の API、支払いサービス、データベース、Webhook の処理までの経路を割り出し、モデルにはその部分だけを渡します。コードだけでなく、変更の理由、チームの作り方の慣習、ドキュメントやチケット、設計上の決定も手がかりにします。
公式のベンチマークでは、同じフロンティアモデルを使ったとき、Auggie は Claude Code と実質的に同じ割合で課題を解きながら、使ったトークンは大幅に少なかったとしています(Augment Code による測定)。
Context Engine は Augment の製品の外でも使えます。MCP サーバーとして Claude Code・Codex・Cursor・Kiro・Zed・GitHub Copilot・Gemini CLI などのエージェントに組み込めるほか、SDK も公開されています。
チケットからプルリクエスト、レビュー、障害対応までを「ループ」で回す
Cosmos は、エージェントを組織の規模で動かすための基盤です。開発の工程ごとに、役割を決めたエージェント「Expert」が用意されています。
- PR Author — 作業の説明から、ブランチの作成・実装・フォローアップまでを進める
- PR Fixer — レビューの指摘、CI の失敗、マージの衝突を直す
- Deep Reviewer・Pair Reviewer・Risk Analyzer — 行ごとの正しさの確認、人と対話しながらのレビュー、複雑な変更を人のレビューへ回す振り分け
- Verifier — 動いている環境で変更を試し、根拠つきで結果を報告する
- Incident Investigator — アラートのチャンネルを見張り、原因の分析をスレッドに書き込む
Expert はそのまま使うことも、指示・ツール・環境を自社に合わせて書き換えることも、ゼロから作ることもできます。実行環境は Augment が用意するクラウドのサンドボックスのほか、外に出せないコードのために自社のマシンで動かす「セルフホストのデーモン」も選べます。品質の関門は最初から組み込まれていて、作業はレビューの前で止まり、返事を受けて再開し、影響の大きい操作は人が承認します。2026年9月の更新では、エージェントがプルリクエストをマージしないように変わりました。

公式サイトは、Cosmos のループで得られる成果として次の数字を挙げています。
コードレビューのループ
チケットからPRのループ
脆弱性修正のループ
障害対応のループ
数字は Augment Code の公式サイトに掲載されているもの(2026年11月時点)。
機能
01エディタとターミナルで書く
手元で開発者と一緒に動くエージェント。
- Agent・Chat — VS Code・JetBrains で、コードベースを理解したうえで実装・質問に答える
- Completions — コードベースの文脈にもとづくコード補完
- Tasklist・チェックポイント — 複雑な作業を手順に分けて進め、編集を記録して戻せる
- Auggie CLI — 対話で使うほか、
--printで CI・サーバーレス・cron から1回きりの実行ができる - ルールとガイドライン・Skills・カスタムコマンド — チームの決まりや手順をエージェントに覚えさせる
02クラウドで任せる
手元を離れても仕事が進む、Cosmos のエージェント。
- Experts — 実装・修正・レビュー・検証・障害調査・チケット振り分けなどの役割つきエージェント
- Automations — GitHub・GitLab・Slack・Linear・Jira・スケジュール・Webhook をきっかけに起動
- Environments — クラウドのサンドボックス、セルフホストのデーモン、その組み合わせ
- Memory — セッション・エージェント・チームをまたいで学んだことを共有
03レビューする
プルリクエストの最初のレビューをエージェントに任せる。
- Code Review — GitHub のプルリクエストをAIでレビュー(すべてのプランで利用可能)
- Code Review Enterprise — レビュー件数の分析画面、対象ユーザーの絞り込み、Jira・Linear・Notion とのMCP連携、複数の GitHub 組織への導入
04つなぐ・管理する
外部のツールと、組織での運用。
- MCP・ネイティブツール — GitHub・Linear・Jira・Confluence・Notion・Sentry などと連携
- Context Engine MCP・SDK — 他社のエージェントに Context Engine を組み込む
- 利用状況の分析・予算 — 組織の使用量を見て、上限を決める
- セキュリティ — SOC 2 Type II。Enterprise では SSO・OIDC・SCIM、CMEK、ISO 42001
料金
料金はチーム単位の定額で、席ごとの課金はありません。Standard と Business は、50席までのチーム全体で1つの料金を払い、毎月決まった額の「使用量」が含まれます。
| プラン | 月額 | 含まれる使用量 | 主な内容 |
|---|---|---|---|
| Standard | 20ドル(チームで定額) | 月20ドル分 | 最大50席、Context Engine、Agent・Chat、CLI、MCP、Cosmos(標準サイズの計算環境・同時50セッション)、SOC 2 Type II |
| Business | 100ドル(チームで定額) | 月100ドル分 | Standard と同じ機能で、含まれる使用量が多い |
| Enterprise | 個別見積もり | 個別に設定 | 人数無制限、同時セッション無制限、計算環境のサイズ指定・複数リージョン、SSO・OIDC・SCIM、CMEK・ISO 42001、専任サポート、量に応じた年間割引 |
- 使用量の数え方:使用量はドルで数え、LLM の推論(各モデル提供元の公開API価格)、LLM の使用分に一律40%のサービス料、Cosmos の計算時間(サービス料なし)を合計します
- 使用量はチーム全体で共有され、よく使う人もたまに使う人も同じ残高から使います
- 含まれる使用量を超えたら、プランを変えずに必要な分だけ追加(top-up)できます。追加分は購入日から12か月有効です
- 有料プランでは、利用者のデータをAIの学習に使いません(商用利用規約による)
- サポートは、Standard・Business がコミュニティと、サポートポータルからのチケット(SLA の対象)。Enterprise は専任サポートつき
- 料金ページは米ドル表示で、利用規約上、料金には売上税などの税が含まれません
料金は2026年11月時点の公式の料金ページにもとづきます。
他のAIコーディングエージェントとの違い
| 製品 | 提供元 | 特徴 | 料金の入口 |
|---|---|---|---|
| Augment Code | Augment Computing(主要資産は Harness が買収) | 大規模コードベースの索引(Context Engine)と、クラウドで回すエージェントのループ(Cosmos) | チームで月20ドル(50席まで定額) |
| Cursor | Anysphere | VS Code ベースのAIコードエディタ。クラウドエージェントや Bugbot のレビュー | Hobby 無料/Pro $20(1人あたり) |
| Claude Code | Anthropic | ターミナル中心で、IDE・Web・Slack・GitHub からも使えるコーディングエージェント | Claude の Pro $20〜に含まれる |
| GitHub Copilot | GitHub | コード補完からエージェント、PRの自動レビューまで GitHub と一体で使える | Free/Pro $10、Business $19(1ユーザー) |
| Kilo Code | Kilo Code(Anaconda が買収) | オープンソース。500以上のモデルを原価で切り替えられる | 個人無料/Teams $15(1ユーザー) |
他社の欄は、各製品ページに記載の確認時点の内容です。
Augment Code の特徴は、1人あたりではなくチームで定額の料金と、コードベースの索引を製品の中心に置いていることです。1人の開発者が手元で速く書くための道具というより、大きなコードベースを抱えた組織が、レビューや修正の流れごとエージェントに任せるための製品になっています。
- 手元のエディタでの体験を重視するなら Cursor、ターミナルで深く任せるなら Claude Code
- GitHub の中で完結させたいなら GitHub Copilot
- 大規模なコードの横断検索を基盤から整えたいなら Sourcegraph、オープンソースで使いたいなら Kilo Code
導入実績と評判
公式サイトでは、Adobe・MongoDB・Pure Storage・DXC・DDN・Tekion・Snyk・MoneyGram・Crypto.com・Webflow・Pigment のロゴが利用企業として掲載されています。導入事例のページでは、次のような規模の事例が紹介されています(いずれも公式の事例ページより)。
01大規模な開発組織
- Pure Storage — 2,000人のエンジニアのチームが、Context Engine を土台にした開発手法で、デリバリーの速度を3倍にすることを目指している
- Tekion — 開発・QA・プロダクトの役割ごとのエージェントを、1,300人以上のエンジニアに展開
- DXC Technology — 5万人の開発者を抱える組織の、選ばれた重要案件で利用
02SDLC 全体の自動化
- WEX — 要件・コード生成・レビュー・セキュリティ・デプロイまでをエージェントでつなぐ、完全に自動化された SDLC を目指している
- Pearl Technologies — Cosmos を導入し、生産性を3倍にした事例として紹介
- Intercom — Cursor や複数のLLMコーディングツールを試したうえで、並列のエージェントの作業のために Augment Code を採用
「CLI がすべてを変えました。CI/CD や検証、アーキテクチャのレビューといった既存のワークフローから直接エージェントを呼び出せることが、私とチームのエンジニアにとって Augment の価値を実感させたのです。」(公式の導入事例ページに掲載されている利用者の声)
よくある質問(FAQ)
Q. Augment Code は日本語で使えますか。 画面・公式サイト・ドキュメントは英語です。日本語での指示がどこまで通るかは、導入前に試して確かめてください。
Q. 無料プランはありますか。 料金ページに並んでいるのは Standard・Business・Enterprise の3つです。サポートの説明には「トライアル」での利用にも触れられていますが、条件は料金ページには書かれていません。
Q. 1人で使っても月20ドルですか。 はい。Standard は1人でも50人でも同じ月20ドルで、含まれる使用量(月20ドル分)をチームで共有します。使用量を超えた分は追加で購入します。
Q. Harness の買収で、いま契約している人はどうなりますか。 Harness の発表では、Cosmos は Harness Cosmos Software Factory Agent として提供され、利用者は Cosmos を使うことも、好みのコーディングツールを使い続けることも、両方を使うこともできるとしています。契約中のプランの扱いは、Augment Code・Harness の公式の案内を確認してください。
Q. コードがAIの学習に使われることはありますか。 有料プランでは、利用者のデータをAIの学習に使わないと料金ページで明記しています(商用利用規約による)。Enterprise では CMEK(顧客管理の暗号鍵)や ISO 42001 にも対応しています。
Q. 社外に出せないコードでも使えますか。 Cosmos の実行環境は、Augment のクラウドのほか、自社の仮想マシンや物理マシンで動かす「セルフホストのデーモン」も選べます。GitLab の自社運用版や GitHub Enterprise Server との連携手順も公式ドキュメントにあります。
本ページの情報は2026年11月時点で公式サイト・料金ページ・ドキュメント、および Harness の発表(2026年10月8日)に公開されている内容にもとづきます。機能・料金・提供形態は変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトをご確認ください。

