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Grok Bot

グロックボット
Grok Bot
の使い方・機能・解決する業務課題

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Grok Bot(グロックボット)とは?

Grok Bot(グロックボット)は、SpaceXAI(旧xAI)が2026年8月11日に早期ベータ公開した、常時稼働型のAIチームメイトです。クラウド上の専用コンピュータを持ち、あなたのGmail・Salesforce・Zendeskなどに実際にサインインして、人と同じようにアプリを操作しながら仕事を最後まで終わらせます。同僚に頼むようにチャットで依頼でき、一度作業を見せれば手順をルーティンとして記憶。複数のBotを並行して動かし、Bot同士が文脈を渡し合うこともできます。macOS/Windows/iOSに対応し、Cursor Ultra(月200ドル)・SuperGrok Heavy(月300ドル)・Cursor Premium Teams(1席あたり月120ドル)の各プランに含まれます。

解決する業務課題

「Grok Bot」のサービス詳細

Grok Botとは

Grok Botは、クラウド上に自分専用のコンピュータを持ち、あなたのアプリに実際にサインインして仕事を最後まで終わらせるAIチームメイトです。SpaceXAI(旧xAI/X.AI LLC)が2026年8月11日に早期ベータとして公開しました。

チャットで答えを返すAIアシスタントとの違いは、成果物の置き場所です。Grok Botは調査結果を要約して返すのではなく、CRMのレコードを更新し、下書きを受信トレイに置き、チケットを起票します。承認が必要なところまで来て、初めてあなたを呼びます。

もともとはSpaceXAIの社内プロトタイプで、営業のアウトバウンド、マーケティングのキャンペーン運用、オフィス業務、バグ修正などを社内チームが自分たちで担当させていたものが、そのまま外部に開放されました。

Grok Bot のデスクトップアプリ。左のサイドバーに Chief・Inbox Manager・Account Manager・Talent Scout・Expense Manager など役割ごとのBotが並び、右のスレッドでは Sales Outbound Bot が「Hex・Gmail・LinkedInはサインイン済み、Salesforceは未接続」と報告し、Salesforceへのサインインを求めている

出典: Grok Bot 公式サイト(以下の画面画像も同様)

提供元
SpaceXAI(旧xAI/X.AI LLC・米国)
分類
常時稼働型AIエージェント(AIチームメイト)
提供開始
2026年8月11日(早期ベータ)
対応環境
デスクトップ(macOS/Windows)/iOSアプリ
利用条件
Cursor Ultra・SuperGrok Heavy・Cursor Teams Premium の契約者
法人向け
今後数週間で開放予定。現時点はウェイトリスト
日本語
アプリのUIは英語(2026年8月時点)

「あと10%」を誰が終わらせるのか

Grok Botの設計思想は、公式が載せている社内メンバーのコメントに端的に表れています。

「90%終わっているのと100%終わっているのとでは、まるで意味が違う。たいていのAIは"あと少し"のところまでしか運んでくれない。Grok Botは最後まで振り抜ける。仕事が、人が置くのと同じ場所──実際のツールの中──に着地するからだ」
— Roman(SpaceXAI・プロダクト)

この差を生んでいるのが、Botに与えられたクラウド上のコンピュータです。ブラウザ・ターミナル・ファイルシステムを持ち、あなたのラップトップが閉じていても動き続けます。そして、きれいなAPIもMCPサーバーも用意されていないサービスであっても、人間と同じように画面を操作して到達できます。

一般的なAIアシスタント

  • 答えを返すところで止まり、反映は人がやる
  • 連携できるのはAPI/MCPが用意されたサービスだけ
  • 手元のマシンやセッションが切れると止まる

Grok Bot

  • 実際のツールの中に成果物を置く(CRM更新・下書き作成・起票)
  • 画面を操作して到達するため、API不在のサービスにも入れる
  • 24時間動き続ける。ラップトップを閉じても止まらない

Grok Bot のスレッド内に開かれた「Computer」ビュー。Botが自分のクラウドコンピュータでブラウザを起動し、CRMの一覧(52 accounts/36 contacts)を開いている様子が表示されている

使い方

セットアップに設計作業は要りません。ワークフローを組んでから使い始めるのではなく、まず話しかけて仕事を渡します。

  1. アプリを入れる — 公式サイトからデスクトップ版(macOS/Windows)をダウンロードします。iOSアプリもあり、同じスレッドをどちらからでも続けられます。
  2. Botを1体つくる — 「New agent」から作成し、何をしてほしいかを文章で伝えます。役割に応じて自動的に名前が付きます(例: Sales Outbound)。
  3. 必要なツールにサインインさせる — Botが「Salesforceにサインインさせてほしい」と要求してきたら、Computerビューを開いて操作を代わります。この間は「You're in control」と表示され、認証はあなたの手で行います。
  4. 同僚に頼むように依頼する — 「今夜のうちにパイプラインを作っておいて」のように文章で渡します。Botは自分で調べ、判断し、終わったら報告してきます。
  5. 一度やって見せて、ルーティンにする — 「次にこの作業をするとき、横で見ていて」と頼むと、手順を保存して次回から自走します。修正を伝えれば覚え直します。
  6. Botを増やし、つなげる — 受信トレイ、経費、採用、バグ修正と担当を分け、必要なら同じスレッドやグループチャットに入れて、Bot同士で仕事を渡させます。

機能

01専用コンピュータ

Botはクラウド上のコンピュータを持ち、ブラウザ・ターミナル・ファイルを直接扱います。

  • アプリへのサインイン — 普段使っているツールに入り、人と同じ手順で操作する
  • API不要 — きれいなAPIやMCPサーバーがないサービスにも到達できる
  • 常時稼働 — ラップトップを閉じても、離席していても作業が止まらない

02チームとして動く

1体ずつ管理するのではなく、小さなチームを持つ感覚に近い構造です。

  • 並行実行 — 受信トレイ・経費・採用・バグ修正などを同時並行で走らせる
  • Bot同士の連絡 — スレッドやグループチャットで文脈を共有し、担当を渡し合う
  • まとめ役 — Chief of Staff役のBotを上に置き、他のBotを差配させる運用もできる

03見せて教えるルーティン

プロンプトを書き込むのではなく、実際の作業を1回見せる方式です。

  • 追従学習 — 作業中のBotが手順を観察し、ルーティンとして保存する
  • 修正の反映 — 出力を直せば、その直し方ごと覚える
  • スケジュール実行 — 保存したルーティンを定期実行させられる

04記憶と主体性

使い続けるほど、確認を求める回数が減っていきます。

  • 文脈の保持 — 会話・進め方の好み・例外パターンを覚える
  • 文体の再現 — 送信者ごとの言い回しに寄せて下書きする
  • 先回り — 止まった案件を拾い直し、判断が要る場面だけ人を呼ぶ

すべてのBotは、1台のコンピュータを共有する

ここは誤解が広がりやすいところなので、公式FAQの記載をそのまま示します。

公式FAQ「Do Bots share one computer?」への回答: すべてのGrok Botは、1台の永続的なクラウドコンピュータを共有する。Botたちはそのマシン(ファイル・ブラウザ・ログイン情報)を共有しており、だからこそ作業を引き継ぎ、文脈を保てる。隔離の単位はユーザーごとであって、Botごとではない。

つまり「Bot 1体ごとに別のサンドボックスが割り当てられる」わけではありません。Bot同士がスムーズに仕事を渡し合えるのはこの共有設計のおかげですが、裏を返せば1つのBotにサインインさせた認証情報は、同じユーザーの他のBotからも届く範囲にあるということです。どのアカウントを接続するかは、この前提で決める必要があります。

料金

Grok Bot単体の料金プランはなく、既存のサブスクリプションに含まれる形で提供されます。すでにCursor UltraまたはSuperGrok Heavyを契約していれば、追加費用なしで使えます。

プラン料金(月額・税別)含まれるもの
Cursor Ultra200ドルGrok Bot専用コンピュータ/ツールへのサインイン/ルーティンのスケジュール実行/デスクトップ・モバイル対応/AIトークンの拡張枠
SuperGrok Heavy300ドルSuperGrokの全機能に加え、最速・最大の利用枠、最上位の推論性能、優先サポートと先行アクセス
Cursor Premium Teams120ドル/1席Cursor Ultraの全機能に加え、請求・設定の一元管理、スキルとプラグインのチームマーケットプレイス、利用状況分析、SAML/OIDC SSO

料金の考え方については、公式FAQが「サブスクリプションには週ごとの利用枠が含まれ、それを超えた分はトークン原価にもとづいて課金される」と説明しています。法人向けの提供は今後数週間で開放予定で、現時点ではウェイトリスト登録のみです。

セキュリティとデータの扱い

  • 認証はCursor SSOを利用し、既存のプライバシーモード設定がそのまま適用されます
  • Botのクラウドコンピュータは転送時・保存時ともに暗号化され、学習利用のオプトアウトが可能です
  • 機微な操作は実行前にAuto Reviewを通す設定にできます
  • 法人管理者はDLPやデータ保持などの管理設定を行えます(法人提供の開始後)

前節のとおり隔離はユーザー単位です。共有アカウントや高権限の管理者アカウントを接続することは避け、Bot専用の権限を絞ったアカウントを用意するのが安全です。

導入実績と評判

早期利用者はSpaceXAIの社内チームです。公式ローンチ記事には、部門ごとの実名コメントが掲載されています。

01学習コストの低さ

  • Fiona(コミュニティ) — 「覚えることが何もなかった。同僚が1人増えたのと同じで、自動化の設定も、製品ごとの癖も、込み入った命名規則もない。友達とチャットしているだけ」

02並行作業の感覚

  • Vincent(グロース) — 「タコみたいに腕が8本ある感じ。しかもすべての腕が連携していて、それぞれが私のやり方どおりに動く」

03任せきりへの移行

  • Bennett(セールス) — 「一度ワークフローを見せたら、あとはずっと任せきりで信頼している。検証もレビューもせずに回るので、体感で2〜3倍効率が上がった」
  • Emma(オペレーション) — 「最初は15分おきに様子を見て細かく口を出しすぎて、Botに『どうしてそんなに質問するのか』と聞かれたほど。今は放っておくし、そのほうが結果もよくなっている」

社内での実際の使われ方としては、通話の書き起こしをもとにCRMを更新してフォローアップを下書きする営業Bot、入社者の席や受信したGmailの請求書を処理するオペレーションBot、製品UI上でバグを再現してチケットを起票し、修正担当のBotに引き渡すエンジニアリングBotなどが挙げられています。

他のAIエージェントとの違い

Grok Botの位置づけは、「モデル」でも「チャット」でもなく、実務そのものを引き受けるデジタル労働のレイヤーです。近い領域の製品と並べると違いがはっきりします。

製品実行環境得意領域提供形態
Grok Bot自分専用のクラウドPC(ブラウザ・ターミナル)既存のSaaSを人と同じ手順で操作し、業務を完了させる既存サブスクに同梱(月200〜300ドル)
Manusクラウド上の仮想環境調査・資料作成・Webサイト構築などのタスク完遂単体サブスクリプション
Devinクラウド上の開発環境ソフトウェア開発(実装・テスト・PR作成)に特化単体サブスクリプション
Cloudflare OS自社のCloudflareアカウント権限を絞りながら社内システムへ安全に接続するオープンソース(自社ホスト)

選び方の目安はこうなります。すでに使っているSaaSの中で、人がやっている手作業をそのまま引き取ってほしいならGrok Bot。調査や資料づくりを一気に片付けたいならManusGenspark開発タスクを丸ごと任せたいならDevin権限管理とデータの置き場所を自社で握りたいならCloudflare OSが候補になります。

なお、個人の予定調整やフォローアップに絞るなら、SMSやメールの中で動くHey NoahのようなAIエグゼクティブアシスタントのほうが、導入のハードルは低くなります。

よくある質問(FAQ)

Q. 日本語で指示できますか。 モデルであるGrokは日本語を扱えますが、アプリのUIは英語で、公式に日本語対応は告知されていません(2026年8月時点)。

Q. どの端末から使えますか。 デスクトップ(macOSまたはWindows)とiOSアプリです。同じスレッドをどちらからでも続けられます。

Q. 法人契約はできますか。 公式FAQでは「今後数週間でチーム・法人向けに開放予定」とされており、現時点ではウェイトリストへの登録のみです。

Q. Grok(チャット)との違いは何ですか。 Grokは対話とテキスト生成が中心です。Grok Botは自分のコンピュータを持ち、実際のアプリを操作して作業を完了させます。


本ページの情報は2026年8月時点で公式サイトに公開されている内容にもとづきます。早期ベータのため仕様・提供条件は変更されることがあります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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