
イライザ
ELYZA
の使い方・機能・解決する業務課題
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ELYZA(イライザ)とは?
ELYZAは、KDDIグループの株式会社ELYZAによる大手企業向けの生成AI(LLM)導入支援です。業務シーンの探索から処理フロー構築・API開発、ファインチューニング、企業・業界特化LLMの開発までを担います。料金は非公開(個別見積もり)。JR西日本カスタマーリレーションズで後処理時間を約50%削減した事例など(2026年3月発表)。
解決する業務課題
「ELYZA」のサービス詳細
ELYZAとは
ELYZAは、大規模言語モデル(LLM)を自社で研究開発し、その知見で大手企業の生成AI導入と業界特化モデルの開発を支援するAI企業です。東京大学松尾研究室出身の創業者が2018年9月に設立した株式会社ELYZAが運営し、KDDIグループに属しています。
生成AIの導入支援は「AI リサーチ&ソリューション事業」として、大手企業向けに提供されています。GPTなどの汎用モデルを業務に組み込む実用化支援から、ファインチューニング(特化学習)、企業・業界に特化したLLMそのものの開発までを扱います。日本語LLM「ELYZA LLM」シリーズを開発・公開してきた技術力が土台で、コンタクトセンターなど文章を大量に扱う業務や、金融の審査業務での導入事例が多いのが特徴です。
支援の基本情報
支援の進め方
ELYZAは段階ごとの標準フローを公開していません。サービスページでは、生成AIの実用化支援を「生成AIを活用すべき業務シーンの探索から、出力の質を高める処理フロー構築やAPI開発まで、一貫して支援」すると説明しています。公開事例からは、次のように進むことが読み取れます。
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業務シーンの探索
生成AIを使うべき業務を見極めます。JR西日本カスタマーリレーションズとは2022年から共同プロジェクトを始め、問い合わせ内容の要約業務を対象にしました。
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処理フロー構築・API開発・モデルの特化
出力の質を高める処理フローを組み、必要に応じてファインチューニングや特化モデルの開発を行います。セキュリティや生成速度の要件もここで満たします。
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現場への導入
実業務に組み込みます。公式の事例紹介では、JR西日本カスタマーリレーションズの要約AIは「導入までわずか2ヶ月」と紹介されています。
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運用整備と継続的な改善
導入後も機能とオペレーションを両社で改善します。同社では2023年の導入以降の改善を経て、100名規模の業務で後処理時間を約50%削減しました(2026年3月発表)。
サービスメニュー
01生成AIの実用化支援
GPTなどの汎用モデルをベースに、業務への組み込みを進める支援。
- 業務シーンの探索 — 生成AIを活用すべき業務の見極め
- 処理フロー構築・API開発 — 出力の質を高める仕組みづくりとシステム連携
02特化学習とモデル開発
汎用モデルだけでは満たせない要件に応える支援。
- 生成AIの特化学習支援 — 独自モデル・公開モデルへのファインチューニング。セキュリティ・生成速度・業界固有の要件に対応
- 企業/業界特化の大規模言語モデル開発 — モデルそのものから開発し、業界特有の業務や用語に対応
03プロダクト(AI プロダクト事業)
個別開発と組み合わせて使う自社製品。
- ELYZA Works — 作りたいアプリの概要を入力するだけで、自社専用のAIアプリを現場主導で作成・共有できる法人向けツール。KDDIが「ELYZA Works with KDDI」として再販
- ELYZA Voice Agent — 予約・変更・本人確認などを業務ルールに沿って完了まで進める音声対話AIエージェント(2026年10月発表、導入に向け検証中)
ELYZAは2026年3月に公式noteで、ソリューション事業では個別開発を極力減らし、共通機能を持つ基盤「ELYZA Platform」の範囲でアプリケーションを提供する方針を示しています。金融・製造・医療・行政など業界固有の知識が深い領域では、特化モデルを含めた垂直統合での支援を進めるとしています。
料金
料金は公開されていません。非公開(個別見積もり)です(2026年10月時点)。PoCや共同研究、特化モデル開発の目安額も公式サイトには掲載されていません。
導入実績と事例
01コンタクトセンター・顧客対応
通話や問い合わせの要約・文面作成への導入。
- JR西日本カスタマーリレーションズ — 通話内容要約業務を最大54%効率化。その後の運用整備とモデル改善で、100名規模の業務で後処理時間を約50%削減(2026年3月発表)
- 東京海上日動 — お客様応対文面の作成を50%省力化
- アルティウスリンク・KDDI — コンタクトセンター特化型LLMアプリやコンタクトリーズン分類LLMアプリを共同開発
02金融・審査
判断を伴う業務の自動化。
- 三井住友カード — 入会審査の自動判定AIの利用を開始し、審査担当者による審査の20%を自動化(2026年7月発表)
- 明治安田生命 — コミュニケーションセンターにELYZAの生成AIサービスを導入(2024年1月発表)
03文章生成・行政
原稿作成や行政分野での活用。
- マイナビ — 求人原稿の作成業務を30%効率化。「マイナビAI Pencil」への技術提供・共同開発
- デジタル庁 — 「生成AIの業務利用に関する技術検証および利用環境整備」を受託(2025年6月公表)。KDDIとともに「ガバメントAIで試用する国内大規模言語モデル」に選定(2026年3月発表)
公式サイトには、SmartNews、損保ジャパン、デロイト トーマツ、三菱UFJリサーチ&コンサルティング、森・濱田松本法律事務所などのロゴも掲載されています。
向いている企業・向いていない企業
向いている企業
- コンタクトセンターなど文章を大量に扱う業務や、審査業務にAIを組み込みたい大手企業
- 機密性や生成速度の要件から、汎用モデルのAPIだけでは足りず、特化モデルを検討している企業
- 金融・医療・行政など、業界固有の用語や知識への対応が必要な企業
向いていない可能性がある企業
- 中小企業で、個別のソリューション支援を求める場合(公式は大手企業向けと明記)
- 社員向け研修や全社のAI人材育成を主目的とする企業(研修メニューは公式に掲載されていない)
- 依頼前に料金の目安を知りたい企業
よくある質問
Q. ELYZAの生成AI導入支援の費用は?
料金は公開されておらず、個別見積もりです。PoCや特化モデル開発の目安額も公式サイトには掲載されていません(2026年10月時点)。
Q. 中小企業でも頼めますか?
ソリューション事業は「大手企業向け」と公式に記載されています。現場主導でAIアプリを作る法人向けツール「ELYZA Works」は別のプロダクトとして提供されています。
Q. 自社専用のLLMを作ってもらえますか?
公式のサービスとして「企業/業界特化の大規模言語モデル開発」と「生成AIの特化学習支援(ファインチューニング)」があります。医療分野では日本語医療LLM「ELYZA-LLM-Med」を開発した実績があります。
Q. ELYZAとKDDIの関係は?
2024年3月18日に資本業務提携を発表しました。発表では、2024年4月1日をめどにKDDIが43.4%、KDDI Digital Divergence Holdingsが10.0%の株式を保有し、ELYZAはKDDIの連結子会社になるとしています。ELYZAの公式サイトは現在、KDDIグループの方針を掲げています。
本ページの情報は2026年10月時点で公式サイトに公開されている内容にもとづきます。最新の料金・内容は公式サイトをご確認ください。