
ソブリンガイザー
Sovereign GaiXer
の使い方・機能・解決する業務課題
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Sovereign GaiXer(ソブリンガイザー)とは?
株式会社FIXER(東京都港区)のオンプレミス型生成AI。手のひらサイズの本体(Lenovo ThinkStation PGXベース・NVIDIA Blackwell)を社内LANにつなぐと、AI処理が本体の中で完結し、社内データをインターネットに送らずに文書の要約・資料の下書き・契約書のレビュー・社内文書を参照する回答(RAG)などに生成AIを使える。業務アプリはGaiXerアプリストアから追加でき、伊賀市と共同開発した「黒塗りアプリ」を標準搭載。価格は一括買い切り3,806,400円(税別。ハードウェア・ソフトウェアライセンス・3年保証込み)で、生成回数・利用人数による追加課金はない。リース・分割、2週間の無料トライアルあり。
解決する業務課題
「Sovereign GaiXer」のサービス詳細
Sovereign GaiXerとは
Sovereign GaiXer(ソブリンガイザー)は、株式会社FIXER(東京都港区)が提供するオンプレミス型の生成AIです。手のひらサイズの本体を社内LANにつなぐと、生成AIの処理が本体の中で完結し、社内のデータをインターネットに送らずに使えます。契約書・個人情報・設計データのように、クラウドの生成AIに入力できなかった情報を扱う業務が対象です。
公式は製品を「AIのためのOS(AI-OS)」と呼び、スマートフォンにたとえて4層で説明しています。本体(Lenovo ThinkStation PGX)がスマホの「本体」、Sovereign GaiXer(AI-OS)が「OS」、GaiXerアプリストアが「ストア」、その上で動く業務アプリが「アプリ」です。ハードウェアとFIXERが国内で開発したAIのソフトウェアを、LenovoとFIXERの共同開発で1つの製品にまとめています。
使い方
- 無料トライアルで試す(任意) 申し込みフォームから送り、メールの確認コードを入れると受付が終わります。審査はFIXERの担当者が行い、承認されると、FIXERが運用する実機の環境にブラウザからログインして2週間使えます。トライアル環境は評価用の共用環境のため、個人情報・機密情報を含まない文書で試すよう案内されています。
- 見積もりを取り、稟議を通す 「かんたん見積もり」では、会社名だけで見積書が即日発行されます(有効期限2週間)。稟議書のテンプレート(記入例つき)・ROI試算表・比較資料などの「稟議支援キット」が無料で用意されています。公式は、稟議・決裁の目安を2〜4週間、見積もりから運用開始までを多くの場合約1か月としています。
- 契約して支払う 一括(請求書払い・銀行振込)か、提携リース会社を使ったリース・分割を選びます。リースの月額は本体価格×リース料率で決まり、正式な見積もりのときに示されます。
- 届いた本体を社内LANにつなぐ 出荷後1〜2営業日で届き、要るのは電源コンセント1口・社内LAN(有線または Wi-Fi 7)・ブラウザの使えるPCだけです。サーバールームや専用の工事は要りません。開梱から最初の応答までの目安は30分です。
- 社内のPCのブラウザから使う 利用者はGoogle Chrome・Microsoft Edgeなどのブラウザでアクセスします。端末に専用ソフトを入れる必要はありません。管理者はユーザーを登録し、業務に合わせてアプリストアからアプリを追加します。
機能
01生成AIの利用
- 文章の作成・要約 — 提案書・報告書・稟議資料のたたき台づくり、議事録や医療文書の要約、記録文書の下書き
- 契約書のレビュー — 契約書を社外に送らずに、条文のチェックやリスクの観点を洗い出す
- 社内データの参照(RAG) — 規程・マニュアル・過去の資料やPDFを本体に取り込み、参照しながら答えさせる
02アプリストアと業務アプリ
- GaiXerアプリストア — 管理者がストアからアプリを入れると、社員はスマホのアプリのように必要なアプリを選んで使える。販売パートナー・導入した会社・業務ソフトメーカーも自社のアプリを登録できる
- 黒塗りアプリ(標準搭載) — 三重県伊賀市と共同開発した、情報公開請求の黒塗り(マスキング)を支援するアプリ。2026年9月25日から標準機能として追加費用なしで提供
- GaiXer Review Agent — 放送・広告の考査に向けた活用例。自社の考査基準を読み込ませ、動画・CM・バナー・原稿・音声を解析して、指摘箇所・抵触しうる法令・重大度を根拠つきのレポートにまとめる
03安全対策と管理(AI-OS側で担う部分)
- ハルシネーションの制御・プロンプトインジェクション対策 — アプリごとに作り込まず、AI-OS側で制御する
- ユーザー管理と監査ログ — 管理者アカウントで利用者を管理し、利用状況を見える化する
- 閉域網での動作 — インターネット接続は必須ではなく、社内LANだけのネットワーク分離構成で動く。アップデートはオフラインの手段にも対応

社外に出せない書類にも使える。データは本体のSSDから出ない
公式の説明では、入力したデータは本体に内蔵のNVMe SSD(自己暗号化機能に対応・4TB)に保存され、外部のクラウドへの送信やバックアップは行いません。入力データが外部のAIモデルの学習に使われることもないとしています。データの流れの構成図と運用ポリシーは公式サイトの「実証・セキュリティ」のページに公開され、情報システム部門向けにはセキュリティチェックシートの回答集(PDF・無料)が用意されています。
使うAIモデル(LLM)は、FIXERが業務に合うものを選んで本体に入れ、アップデートで更新していく方式です。搭載しているモデルの詳細は、15分のオンライン相談で確認するよう案内されています。公式は、クラウドの最上位モデルが性能で上回る場面はあると認めたうえで、機密・大量・定型の業務はSovereign GaiXer、公開情報の高度な分析はクラウド、という使い分けを勧めています。

何回使っても請求額が変わらない、買い切りの価格
価格は一括の買い切りで、生成回数・読み込むページ数・利用人数が増えても追加の請求はありません(公式サイトの価格欄・よくある質問、2026年11月時点)。
| 項目 | 金額 | 内容 |
|---|---|---|
| 本体(一括買い切り) | 3,806,400円(税別)/4,187,040円(税込) | ハードウェア本体・ソフトウェアライセンス・ハードウェア3年保証 |
| 3年利用時の月額換算(参考値) | 約105,733円/月(税別) | 本体価格を3年保証の36か月で単純に割った値。電気代などの運用費は含まない |
| 50名で使った場合の1人あたり(参考値) | 約2,115円/月(税別) | 上の月額換算を50名で割った値 |
| GaiXer Care(初期導入支援・任意) | 300,000円(税別)/330,000円(税込) | 10時間セット。専門チームが立ち上げを伴走支援 |
| 追加課金 | 0円 | 月額利用料・更新費用は不要 |
リース・分割(提携リース会社による月額払い)にも対応し、リースは経費(賃借料)として処理できます。リースの月額は本体価格×リース料率で決まり、料率は審査によって変わります。ユーザー登録数に上限はなく、数百名規模での構成(2台結合用のポート ConnectX-7 による拡張を含む)は相談で提案されます。Sovereign GaiXerは「デジタル化・AI導入補助金2026」の対象ITツールに登録されています(中小企業・小規模事業者向けの制度で、交付には審査があります)。
製品仕様
本体はLenovo社の製品「ThinkStation PGX」です。以下は公式サイトに載っているLenovo社の公開情報の抜粋で、仕様・品質などは同社の基準・保証に準じます。
| 項目 | 仕様 |
|---|---|
| OS | NVIDIA DGX OS(Ubuntu Linux Proベース) |
| プロセッサー | 20コア ARM(Cortex-X925×10 + Cortex-A725×10) |
| メモリ | 128GB LPDDR5x(unified system memory) |
| AI性能・GPU | 最大1000 TOPS/1 PetaFLOPS、NVIDIA Blackwell Architecture |
| ストレージ | 4TB NVMe SSD(自己暗号化機能対応) |
| ネットワーク | 10GbE RJ-45、Wi-Fi 7、Bluetooth v5.4 |
| 大きさ・重さ | 約150 × 150 × 50.5mm、約1.2kg |
| 電源 | 240W ACアダプター(AC100-240V、50/60Hz) |
導入実績と評判
公式サイトの導入事例には、導入した企業・団体の一部として、埼玉県草加市・弁護士法人 法の里・株式会社ソウクチュール・株式会社クリエイティブ バンク・株式会社NTジオテック中部が載っています。
01自治体
- 埼玉県草加市(2026年8月28日発表) — FIXERは、全国の自治体で初めての導入事例と発表。草加市はそれまで生成AIに個人情報などを入れることを禁じていたが、庁内で閉じた環境で、個人情報を含む会議録の作成、機密データを含む資料をもとにした計画策定、内部規程の素案作成などに使えるようになるとしている
- 三重県伊賀市(2026年9月25日発表) — 2024年10月から生成AIサービス「GaiXer」を本格導入している伊賀市と、情報公開請求の黒塗りを支援する「黒塗りアプリ」を約1か月で共同開発。AIが黒塗りの候補を種別と根拠つきで一覧にし、最終判断は職員が行う
公式サイトには、2026年6月の外部イベントと商談で検討段階の担当者から聞いた声として、「患者情報をクラウドへ送れない。オンプレミスで利用できる点が安心できる」(医療機関)、「技術文書を社外へ出さずに検索・要約できる点に魅力を感じた」(製造業)、「トークン課金を気にせず利用できる点が安心」(業種共通)などが載っています。公式は、これらは導入後の効果測定ではなく、企業が特定されない形に要約したご意見・ご期待だと注記しています。
他の、社内で動かす生成AIとの違い
Sovereign GaiXerは、ハードウェア・AIのソフトウェア・業務アプリのストアを1台の買い切りにまとめ、届いた日から使える点が特徴です。自社でサーバーを用意してモデルを動かす方式や、クラウドの法人向け生成AIとは、データの置き場所と費用のかかり方が違います。
| 観点 | Sovereign GaiXer | tsuzumi 2 | さくらのAI Engine | Alli LLM App Market |
|---|---|---|---|---|
| 形 | 本体ごと届くオンプレミスの生成AI | NTTのLLM(オンプレ・プライベートクラウド) | 国内データセンターの推論API | 法人向けの生成AI・AIエージェント基盤 |
| データの置き場所 | 社内の本体の中 | 導入する構成による | さくらインターネットの国内データセンター | クラウド版/プライベート環境・オンプレミス |
| 料金 | 3,806,400円の買い切り(税別) | 公開されていない(NTTグループ各社が個別に提供) | 無料枠+従量課金、GPU専有は個別見積もり | クラウド版 初期30万円+月30万円〜(税抜) |
※他社の列は、各製品ページに記載の確認時点の内容です。
- 国産のLLMを、NTTグループの構築支援つきで自社の環境に入れたいなら tsuzumi 2
- 国内のデータセンターのモデルをAPIで使い、使った分だけ払いたいなら さくらのAI Engine
- 100以上の業務アプリとRAGをクラウドで全社に配りたいなら Alli LLM App Market や ChatSense
- まず手元のPCでオープンモデルを動かしてみたいなら、無料の LM Studio
よくある質問(FAQ)
Q. Sovereign GaiXerの価格はいくらですか?
A. 一括買い切りで3,806,400円(税別・税込4,187,040円)です。ハードウェア本体・ソフトウェアライセンス・ハードウェア3年保証が含まれ、生成回数や利用人数が増えても追加課金はありません。初期導入支援の「GaiXer Care」(10時間セット・税別30万円)は任意の有償オプションです。
Q. 月額で払えますか?
A. 提携リース会社を使ったリース・分割で、月額で払えます。月額は本体価格×リース料率で決まり、具体的な金額は正式な見積もりのときに示されます。
Q. インターネットにつながない環境でも使えますか?
A. 使えます。インターネット接続は必須ではなく、社内LANだけのネットワーク分離構成で動きます。アップデートはオフラインの手段にも対応しています。
Q. どのAIモデルが入っていますか?
A. FIXERが業務に合うAIモデルを選んで本体に入れ、アップデートで更新する方式です。搭載しているモデルの詳細は、公式の15分オンライン相談で確認するよう案内されています。
Q. 何人まで使えますか?
A. ユーザー登録数に上限はありません。同時に使ったときの快適さは使い方によって変わるため、数百名規模など大きな組織の構成は相談で提案されます。
Q. 無料で試せますか?
A. 審査のうえ、承認日から2週間使える無料のトライアル環境があります。FIXERが運用する実機にブラウザからログインする方式で、黒塗りアプリも試せます。共用の評価環境のため、個人情報・機密情報を含まない文書で試すよう案内されています。
本ページの情報は2026年11月時点の公式サイト(製品トップ・よくある質問・導入事例・お支払い・ご契約・トライアル環境のご利用方法・製品解説シリーズ)と、株式会社FIXERの会社概要・プレスリリース(2026年8月28日・9月25日)にもとづきます。価格・機能・提供条件は変わることがあるため、最新の内容は公式サイトでご確認ください。



