
マストラ
Mastra
の使い方・機能・解決する業務課題
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Mastra(マストラ)とは?
TypeScriptで書けるオープンソースのAIエージェント開発フレームワーク。Agents/Tools/Workflows/RAG/Memory/Evals/Observability まで統合し、OpenAI・Anthropic・Google Gemini など複数のLLMを切り替えて使える。「作って、観測して、改善する」を掲げ、何日も動くエージェントの開発・運用に向く。本体はOSSで無料、クラウドのMastra Platformも提供。
解決する業務課題
「Mastra」のサービス詳細
Mastraとは
Mastraは、TypeScriptで書けるオープンソースのAIエージェント開発フレームワークです。エージェント(Agents)、ツール連携(Tools)、複雑な処理を組むワークフロー(Workflows)、RAG(検索拡張生成)、記憶(Memory)、評価(Evals)、可観測性(Observability)まで、AIエージェント開発に必要な部品をひとまとめで提供します。「Build, observe, and improve agents(作って、観測して、改善する)」を掲げ、何日も動き続けるエージェントの開発・運用に向いた「主要なTypeScriptエージェントフレームワーク」として支持を集めています(GitHubスター2.7万超、replit・SoftBank・Sanity・WorkOS・Brexなどが利用)。

出典: Mastra公式サイト
npm create mastra で開始エージェント開発に必要な部品が「ひとそろい」
Mastraの特徴は、エージェント開発に必要な要素をバラバラのライブラリで寄せ集めるのではなく、フレームワークとして最初から統合されていることです。TypeScriptの型の恩恵を受けながら、開発から評価・運用までを一貫して行えます。
01つくる
- Agents — LLM・ツール・記憶を組み合わせたエージェントを定義
- Tools — 外部API・関数をツールとして安全に呼び出し
- Workflows — 条件分岐・ループ・リトライ・人間の承認待ち(HITL)を含む複雑な処理を制御
02賢くする
- RAG — ドキュメント検索を組み込み、根拠のある回答を生成
- Memory — 会話や状態を記憶して文脈を維持
- Voice — 音声入出力を追加して音声インターフェースに対応
03観測・改善する
- Evals — Experiments・Scorers・Datasetsでエージェントの品質を評価
- Observability — Traces/Metrics/Logsで動作を追跡
- 複数LLM対応 — 設定変更だけでバックエンドのモデルを切り替え
使い方
-
プロジェクトを作成する
ターミナルで次のコマンドを実行します。
npm create mastra -
初期設定を選ぶ
対話形式で、プロジェクト名・使用するコンポーネント(Agents/Tools/Workflowsなど)・デフォルトのLLMプロバイダ(OpenAI/Anthropic/Google Geminiなど)を選択します。
-
エージェントを構築する
TypeScriptでエージェントを定義し、必要なツールやワークフローを組み込みます。
-
ワークフローを設計する
条件分岐・ループ・リトライ・人間の入力待ちを含むワークフローを構築し、エージェントの挙動を制御します。
-
デプロイ・運用する
ローカルまたはクラウドにデプロイします。Mastra Platform(ホスティング)を使えば、可観測性やスケーリングも任せられます。
機能
01開発
- TypeScriptベースのオールインワン — Agents・Tools・RAG・Workflowsを1つのフレームワークで
- 複数のLLMプロバイダに対応 — OpenAI/Anthropic/Google Geminiなどを設定で切り替え
- 音声機能の統合 — 音声入出力を備えたエージェントを構築
02制御
- 柔軟なワークフロー制御 — 条件分岐・ループ・リトライ・人間の承認待ち(HITL)
- ストレージ — 動作履歴やデータを管理
03運用
- Evals・Observability — 品質評価と、Traces/Metrics/Logsによるモニタリング
- Mastra Platform — デプロイ・ホスティング・可観測性のためのクラウド
料金
Mastraフレームワーク本体はオープンソースで無料です(セルフホスト可)。加えて、デプロイ・可観測性を担うクラウド「Mastra Platform」が用意されています。
| プラン | 月額 | 主な内容 |
|---|---|---|
| OSSフレームワーク | 無料 | セルフホストで全機能を利用可能 |
| Starter | $0 | 10万イベント(+$10/10万)、24 CPU時間、保持15日、ユーザー・デプロイ無制限 |
| Teams | $250 | 100万イベント(+$8/10万)、250 CPU時間、保持6か月、複数チーム・SSO・SOC 2 |
| Enterprise | 個別見積 | 大規模向け。RBAC・監査ログ・SLA・専任サポート |
フレームワークとして使う分には無料(OSS)で、追加料金なく全機能を試せます。Mastra Platformは、作ったエージェントをクラウドにデプロイし、可観測性(Traces/Metrics/Logs)まで含めて運用したい場合の選択肢です。料金は変更されることがあるため、最新は公式でご確認ください。
料金は2026年8月時点の公式料金ページ(USD建て)にもとづきます。
他のエージェント開発フレームワークとの違い
MastraはPython系のフレームワーク(LangChain・LlamaIndexなど)が主流だった領域で、TypeScript/JavaScriptに軸足を置き、評価・可観測性まで最初から統合している点が特徴です。Web/Node.jsのエコシステムでエージェントを作るチームに向いています。
| 観点 | Mastra | 他のエージェント開発の選択肢 |
|---|---|---|
| 言語 | TypeScript / JavaScript | Python系が多い |
| 範囲 | Agents〜RAG〜Evals〜Observabilityを統合 | 部品を組み合わせることが多い |
| 提供形態 | OSS+Mastra Platform(クラウド) | ライブラリ中心 |
| 向く人 | Web/Node.jsで型を活かして作る開発者 | 既存Pythonスタックのチーム |
ノーコードでAIアプリ/エージェントを作るならDify、業務ワークフローの自動化ならn8nが近い領域です(LangChainやLlamaIndexはPython中心)。TypeScriptでコードからエージェントを作り込み、評価・運用まで一貫させたいなら、Mastraが有力な選択肢になります。
よくある質問(FAQ)
Q. Mastraは無料で使えますか?
はい。フレームワーク本体はオープンソースで無料です(セルフホスト可)。クラウドのMastra Platformには無料のStarterプランがあり、より多く使う場合はTeams($250/月)やEnterpriseを選べます。
Q. どのプログラミング言語で使いますか?
TypeScript/JavaScriptです。Web/Node.jsのエコシステムにそのまま組み込めます。
Q. どのLLMに対応していますか?
OpenAI・Anthropic・Google Geminiなど複数のプロバイダに対応し、設定変更だけでバックエンドのモデルを切り替えられます。
Q. 何ができますか?
エージェント(Agents)、ツール連携、ワークフロー、RAG、記憶(Memory)、評価(Evals)、可観測性(Observability)、音声など、AIエージェント開発に必要な機能を一通り備えています。
Q. LangChainとの違いは?
LangChainはPython中心のフレームワークです。MastraはTypeScript/JavaScriptに軸足を置き、評価・可観測性まで統合している点が異なります。Web/Node.js環境での開発に向いています。
本ページの情報は2026年8月時点で公式サイトに公開されている内容にもとづきます。機能・料金は変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトをご確認ください。


