
ゼットエーアイ
Z.ai
の使い方・機能・解決する業務課題
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Z.ai(ゼットエーアイ)とは?
Z.ai(Zhipu AI)が開発する大規模言語モデル「GLM」シリーズの公式サービス。チャット(chat.z.ai)でGLM-5.3-Flashに文章作成・データ分析・スライドやWebサイトの作成を任せられ、開発者向けにはAPI(GLM-5.3は100万トークンあたり入力1.4ドル・出力4.4ドル)と、Claude CodeやClineなど20以上のツールでGLMを使えるコーディング向け定額の「GLM Coding Plan」(Lite 月18ドル・Pro 80ドル・Max 168ドル)を提供。モデルの重みはHugging Faceで公開。モデルの公式の対応言語は英語・中国語で、画面は英語。
解決する業務課題
「Z.ai」のサービス詳細
Z.aiとは
Z.aiは、大規模言語モデル「GLM」シリーズを開発するZ.ai(公式のHugging Faceの組織ページでは「Zhipu AI (Z.ai)」と表記)の公式サービスです。ブラウザで使うAIチャット「chat.z.ai」、開発者向けのAPI、コーディングエージェントでGLMを定額で使える「GLM Coding Plan」の3つを提供しています。
2026年10月時点の最新モデルは、8月18日公開の旗艦モデル「GLM-5.3」と、8月26日公開のマルチモーダルモデル「GLM-5.3-Flash」です。どちらも100万トークンの文脈を扱え、GLM-5.3-Flashの重みはHugging Faceで公開されています。GLMのモデルはAmazon Bedrockでも提供されています。
チャットで、文章からスライド・Webサイトまで作れる
chat.z.ai は、GLM-5.3-Flashを使ったAIチャットとエージェントの画面です。チャット画面には「Full-Stack」「Writing」「Data Insight」「PPT」「Web Site」の作例が並び、文章の作成だけでなく、データの分析、スライドやWebサイトの作成まで頼めます。入力欄の右下でモデル(GLM-5.3-Flashなど)を選べます。

出典: Z.ai 公式サイト(以下の画像はGLM Coding Planのページの素材)
GLM-5.3-Flashは、画像・動画・ファイルを読み取れるマルチモーダルモデルです。公式ドキュメントは、コーディングのほか、オフィス文書の作成や財務調査にも使え、PPTX・PDF・DOCX・XLSXの成果物まで仕上げられるとしています。

入力した内容の扱い: チャットの利用規約では、個人ユーザーが入力した内容はサービスの改善や新しいサービスの開発に使われることがあるとされています。一方、チームプランの案内では「データをモデルの学習に使わない」と明記されています。業務の機密情報を入れる場合は、契約の形を確かめてから使ってください。
コーディングエージェントでGLMを定額で使える「GLM Coding Plan」
GLM Coding Planは、Claude Code・Codex・Cline・OpenCode・Cursor・Kilo Codeなど20以上のエージェントツールで、GLMを月額の定額で使えるプランです。APIを従量課金で呼ぶ代わりに、プランの利用枠(クレジット)の範囲で使います。公式のIDE「ZCode」や、業務の自動化ツール「AutoClaw」でも使えます。

- 使えるモデル: 全プランでGLM-5.3とGLM-5.3-Flash。GLM-5.2・GLM-5.1を指定するとGLM-5.3に、GLM-4.7を指定するとGLM-5.3-Flashに自動で振り替えられる
- 利用枠: 5時間ごとの上限と、1週間ごとの上限の両方がある
- オフピークは半額: シンガポール時間の平日14〜18時(日本時間の15〜19時)以外は、クレジットの消費が通常の50%になる
- 付属のMCPツール: 画像の読み取り(Vision Understanding)・Web検索・Webページの読み込み(Web Reader)・Zread を全プランで使える
使えるのは対応ツールの中だけ: 利用ポリシーでは、プランは公式が対応を案内しているツールの中だけで使え、それ以外で使うと利用が制限されることがあるとしています。アカウントの共有も禁止です。プランの枠でAPIを直接呼ぶことはできず、APIを使う場合は別に従量課金になります。
使い方
- chat.z.ai でアカウントを作る ブラウザでchat.z.aiを開き、サインインしてチャットを始めます。
- 作りたいものを頼む 入力欄に、作りたい文章・資料・Webサイトなどを指示します。画面の作例(Writing・Data Insight・PPT・Web Siteなど)も参考になります。ファイルや画像を添えて読ませることもできます。
- 開発に使うならAPIキーを発行する Z.aiのAPIプラットフォームでAPIキーを作り、モデル名(glm-5.3、glm-5.3-flashなど)を指定して呼び出します。
- コーディングツールで使うならGLM Coding Planに申し込む 料金ページでLite・Pro・Maxから選び、公式のクイックスタートに沿ってClaude Codeなどのツールに設定します。
モデルの特徴
01GLM-5.3(旗艦モデル)
- コーディングの強化 — 公式の発表では、自社のベンチマーク(Z.ai Code Bench)でGLM-5.2より50%向上し、公開ベンチマークでオープンソースのモデルの最高水準に達したとしている
- 長い作業 — 100万トークンの文脈で、要件定義から成果物まで1つのタスクで進める用途を想定
- セキュリティ分野 — ホワイトボックスのコードレビューと脆弱性の発見の能力も打ち出している
02GLM-5.3-Flash(マルチモーダル)
- 安さと速さ — 総パラメータ3,200億のうち稼働するのは180億。スパースと線形の注意機構を組み合わせ、長文の処理の費用を下げた設計
- 画面を見ながら作る — 画面・描画結果・操作の反応を見ながら、コード・ブラウザ・GUIをまたいで作業を進める
- 高速版 — 毎秒200トークンで応答するGLM-5.3-FlashXもAPIで提供(Coding Planでは未対応)
03APIで使えるそのほかの機能
- 開発向けの機能 — 思考モード、ストリーミング、Function Calling、コンテキストキャッシュ、構造化出力
- 組み込みツールとエージェント — Web検索、画像生成(GLM-Image)、スライド・ポスター作成エージェント、40以上の言語に対応する翻訳エージェント
- 無料のモデル — GLM-4.7-Flash・GLM-4.5-Flash・GLM-4.6V-FlashはAPIの料金が無料
料金
GLM Coding Plan(個人)
1ユーザーあたりの月額です(2026年10月時点の公式料金ページ。米ドル)。3か月払いは20%引き、年払いは30%引きになります。
| プラン | 月払い | 3か月払い(月あたり) | 年払い(月あたり) | 利用枠 |
|---|---|---|---|---|
| Lite | 18ドル | 14.4ドル | 12.6ドル | 1週間10,000クレジット(5時間ごとに2,000) |
| Pro | 80ドル | 64ドル | 56ドル | Liteの6倍(1週間60,000・5時間ごとに12,000) |
| Max | 168ドル | 134.4ドル | 117.6ドル | Liteの14倍(1週間140,000・5時間ごとに28,000) |
クレジットの目安: 公式ドキュメントの試算では、キャッシュのヒット率95%のとき、Liteで1週間に使えるGLM-5.3のトークンは4,800万〜9,700万(すべてピーク時なら下限、すべてオフピークなら上限)です。チーム向けのプランもあり、席と権限の一括管理や利用状況のダッシュボードを使えます。サブスクリプションは自動更新で、購入後の返金はできません。
API(従量課金)
100万トークンあたりの料金です(2026年10月時点の公式料金ページ。米ドル)。
| モデル | 入力 | キャッシュ入力 | 出力 |
|---|---|---|---|
| GLM-5.3 | 1.4ドル | 0.26ドル | 4.4ドル |
| GLM-5.3-Flash | 0.15ドル | 0.03ドル | 0.5ドル |
| GLM-5.3-FlashX | 0.37ドル | 0.075ドル | 1.25ドル |
| GLM-4.7-Flash・GLM-4.5-Flash | 無料 | 無料 | 無料 |
Web検索は1回0.01ドル、画像生成のGLM-Imageは1枚0.015ドルです。
メリット・デメリット
メリット
- Claude Codeなど使い慣れたコーディングツールのまま、GLMを月18ドルから定額で使える
- オフピーク(日本時間で平日の15〜19時以外と週末)は利用枠の消費が半分になる
- APIの単価が低く、GLM-5.3-Flashは100万トークンあたり入力0.15ドル・出力0.5ドル
- GLM-5.3-Flashの重みがHugging Faceで公開されており、自社環境で動かす選択肢もある
デメリット
- サイト・画面は英語で、モデルの公式の対応言語も英語・中国語。日本語での使い心地は自分で試して確かめる必要がある
- 個人ユーザーの入力内容は、サービスの改善に使われることがあると規約にある
- GLM Coding Planは購入後の返金ができず、対応ツールの外では使えない
他の中国系AIモデルとの違い
| 製品 | 提供元 | 特徴 | 料金(各製品ページに記載の確認時点の内容) |
|---|---|---|---|
| Z.ai | Z.ai(Zhipu AI) | GLM-5.3/5.3-Flash。コーディングツール向けの定額プランが中心 | Coding Plan 月18ドル〜/API従量 |
| DeepSeek | 深度求索 | 重みをMITライセンスで公開。APIはオフピークが半額の従量課金 | チャット無料/API従量 |
| Qwen | Alibaba | チャットで画像・動画生成やWeb検索まで無料で使える | チャット無料 |
| Kimi | Moonshot AI | スライド作成・Deep Researchなどのエージェント。Web版に日本語表示あり | 無料プランあり、Plus 月19ドル〜 |
コーディングツールで使うモデルを、従量課金ではなく定額で用意したいなら、Z.aiのGLM Coding Planが比較の対象になります。Anthropic純正のエージェントで使うならClaude Code、好きなモデルを差し替えて使うオープンソースのエージェントならClineやKilo Codeと組み合わせる形になります。日本語の画面でチャットを使いたいなら、KimiやQwenのほうが入りやすいでしょう。
よくある質問(FAQ)
Q. Z.aiとGLMの関係は? A. GLMはZ.aiが開発する大規模言語モデルのシリーズ名です。Z.aiは、そのGLMをチャット・API・コーディング向けの定額プランとして提供するサービス(と会社)の名前です。
Q. 料金はいくらですか? A. GLM Coding PlanはLiteが月18ドル、Proが月80ドル、Maxが月168ドルです(年払いなら30%引き)。APIは従量課金で、GLM-5.3は100万トークンあたり入力1.4ドル・出力4.4ドルです。
Q. GLM Coding Planはどのツールで使えますか? A. Claude Code、Codex、Cline、OpenCode、Cursor、Kilo Code、公式IDEのZCodeなど20以上のツールに対応しています。公式が案内しているツール以外では使えません。
Q. 日本語で使えますか? A. 公式ドキュメントでは、GLMの対応言語は英語・中国語と案内されており、日本語は名指しされていません。サイトとチャットの画面も英語です。日本語で使う場合は、まずチャットで試してから判断してください。
Q. 入力したデータはどこで処理されますか? A. プライバシーポリシーでは、サービスは原則としてシンガポールから提供され、個人データも原則としてシンガポールで処理されるとしています。
Q. モデルを自社で動かせますか? A. GLM-5.3-Flashの重みはHugging Faceで公開されており、SGLang・vLLMなどの推論フレームワークで動かせると案内されています。
本ページの情報は2026年10月時点でZ.aiの公式サイト・公式ドキュメントに公開されている内容にもとづきます。最新の仕様・料金は公式サイトをご確認ください。


