
ペーパーパル
Paperpal
の使い方・機能・解決する業務課題
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Paperpal(ペーパーパル)とは?
英文校正のエディテージを運営する Cactus Communications の、学術論文向けAI英文校正・執筆支援ツール。プロ校正者の学術論文の校正データで学習したAIが英文の文法・表現を学術的に整え、剽窃チェック・AI生成チェック・引用チェック・投稿前一括チェック、3億件以上の論文を対象にした文献検索と引用(10,000種類以上の引用スタイル)、日本語を含む50以上の言語の翻訳までを1つにまとめる。Web版・Word アドイン・Google ドキュメント・Overleaf で使え、日本語の画面と日本円・公費の後払いに対応。無料プランあり、プライムは年払いで月あたり2,090円(月払い4,290円)、プロは年払いで月あたり5,060円。
解決する業務課題
「Paperpal」のサービス詳細
Paperpalとは
Paperpal(ペーパーパル)は、英文校正サービス「エディテージ(Editage)」を運営する Cactus Communications(カクタス・コミュニケーションズ)が提供する、学術論文向けのAI英文校正・執筆支援ツールです。プロの校正者が学術論文を直したデータで学習したAIが、英文の文法・表現を学術的なトーンに整えます。そのうえで、剽窃チェック・AI生成チェック・引用チェック、3億件以上の学術論文を対象にした文献検索、和英の翻訳までを1つの画面で行えます。
公式の日本語サイトは「文法・盗用・AI生成・投稿規定をまとめてチェック」と打ち出しており、英語で論文を書いて国際誌に投稿する研究者・大学院生が主な利用者です。公式サイトによると利用者は世界で500万人以上で(2026年10月時点の表示)、日本では2023年3月に提供を始め、2024年10月に日本の利用者が3万人を超えました(Cactus Communications の発表)。
使い方
- 無料アカウントを作る: 公式サイトの「今すぐ無料で始める」から登録する。無料プランはクレジットカードなしで始められ、すべてのツールを回数の上限つきで試せる
- 書く場所を選ぶ: Web版のエディタに原稿を貼り付けるか、ふだん使っている Word にアドインを入れる。Google ドキュメントや Overleaf(LaTeX のオンラインエディタ)で書いている場合は、Chrome・Edge の拡張機能から使う
- 英文を直す: 文法・表現の修正案が文ごとに並ぶので、採用するか見送るかを選ぶ。日本語で書いた下書きを英語に訳したり、言い回しを学術的なトーンに書き換えたりもできる
- 文献を探して引用する: 書きながら質問すると、先行研究にもとづく回答が引用情報つきで返る。手元の PDF をライブラリに入れて、資料と対話することもできる
- 投稿前にまとめてチェックする: 剽窃チェック・AI生成チェック・引用チェック・投稿前一括チェックで、ジャーナルや所属機関に出す前に問題を洗い出す
- 上限が足りなければ有料プランへ: 無料プランの上限(文法チェック月200回、書き換えなどは1日5回)を超えて使うなら、プライムかプロを選ぶ
英文を、学術論文らしい言い回しに直す
Paperpal の中心は英文チェックです。公式サイトによると、AIは「世界192カ国、国内でNo.1の利用者を誇るエディテージが20年間に渡って蓄積した、プロ校正者による学術論文の英文校正データ」で学習しています。タイトル・参考文献・数式・専門用語・略語など、論文の構成要素を見分けたうえで修正案を出すため、数式や専門用語を書き換えずに文法と表現を直せるとしています。
修正の深さは、シンプルに直す Essential と、しっかり直す Extensive の2つのモードから選べます。修正案は「言い換え・動詞の形・スペル」のように種類ごとにまとまって並び、まとめて採用することも、1件ずつ見送ることもできます。
英文チェックのほか、学術トーンへのパラフレーズ(書き換え)、語数を減らす単語削減、翻訳もあります。翻訳は日本語・韓国語・中国語などを含む50以上の言語の間で使え、書き換えは入力と同じ言語で返します(公式ヘルプ)。

出典: Paperpal 公式サイト(以下の画面画像も同様)
投稿前の見落としを、1回のチェックで洗い出す
国際誌への投稿では、英語の誤りだけでなく、意図しない剽窃や引用の不備、AIで書いた文章の扱いも問われます。Paperpal は投稿前のチェックを1か所にまとめています。
- 剽窃チェック: 公開済みの文献と一致する文章を見つけ、類似スコアと類似文献を示す
- AI検出: AIが生成した可能性のある文章を見つけ、自分の文体で書き直すべき箇所を示す
- 引用チェック: 引用の不備、リンク切れ、AIが作った架空の参考文献を見つける
- 投稿前一括チェック: 著者のメールアドレスの抜けやキーワードなど、投稿規定に関わる項目をまとめて確かめる

文献を探し、引用しながら書く
リサーチ&ライブラリでは、3億件以上の学術論文を検索し、関連する知見を引用情報つきで文書の中に取り込めます。執筆中の原稿から離れずに質問でき、先行研究にもとづく回答とソース文献の引用をワンクリックで入れられます。引用スタイルは APA・MLA など10,000種類以上に対応し、参考文献リストの自動作成もあります。
手元の PDF や参考文献をアップロードしてライブラリにし、論文とチャットで複数の資料にまとめて質問することもできます。PDF・DOCX・PPT に対応し、ブラウザで開いた論文を取り込むウェブインポーター(Chrome・Edge)もあります。
アウトライン・スタイルガイド・査読コメントを追加し、集めた資料から引用しながら下書きを作ることもできます。料金ページには、新しい機能としてリサーチ・執筆のエージェントも載っています。

機能
01英文を直す・書く
論文の英語そのものを整える機能です。
- 英文チェック — 文法・スペル・表現を学術的なトーンに修正。Essential/Extensive の2モード
- 一貫性チェック — プライム・プロで利用できる
- パラフレーズ・単語削減 — 学術トーンへの書き換えと、語数の削減
- 翻訳 — 日本語を含む50以上の言語の間で翻訳
- AIプルーフリーディング・生成AI(Copilot) — 公式サイトの機能一覧にある、原稿の見直しと執筆の補助
02投稿前にチェックする
ジャーナル・所属機関に出す前の最終確認です。
- 剽窃チェック — 公開済み文献との一致を検出し、類似スコアを表示
- AI検出 — AIが生成した可能性のある文章を特定
- 引用チェック — 引用の不備・リンク切れ・架空の参考文献を検出
- 投稿前一括チェック — 投稿規定に関わる項目をまとめて確認(詳細レポートはプロ)
03調べる・引用する
文献の検索から引用の管理までです。
- リサーチQ&A・引用検索 — 3億件以上の学術論文から、引用情報つきで回答
- 論文とチャット — アップロードした PDF・DOCX・PPT に質問
- ライブラリ — 資料をクラウドに保管(無料300MB/プライム2GB/プロ10GB)
- 引用スタイル — APA・MLA など10,000種類以上、参考文献リストの自動作成
- エージェント — リサーチ・執筆のエージェント(料金ページで NEW と表示)
04図を作る・共同で書く
論文に載せる図や、共著者との作業です。
- AIフィギュア作成 — 論文用の図をAIで作成(無料は一部、プライム・プロは高解像度の SVG 書き出し)
- 専門家によるイラストレーション作成 — プロのみ・月1件
- 文書の共有 — 最大5人までの共同編集、バージョン履歴、DOCX・PDF での書き出し
料金
2026年10月30日に公式の日本語の料金ページで確認した価格です。日本円で表示され、年払いを選ぶと月払いより約51%安くなります。
| プラン | 月払い | 年払い | 主な上限 |
|---|---|---|---|
| 無料 | ¥0 | ¥0 | 文法チェック月200回、パラフレーズ・単語削減・翻訳・AIレビューなど1日5回、リサーチQ&A・引用検索1日5回、論文とチャット月5ファイル、ライブラリ300MB。剽窃チェックと投稿前一括チェックは簡易レポート、AI検出はプレビュー |
| プライム | ¥4,290/月 | ¥25,080/年(月あたり¥2,090) | 文法・一貫性チェック月20,000回、剽窃チェック月10,000語、AI検出月25,000語、引用チェック月10,000語、パラフレーズなど月500回、リサーチQ&A・引用検索月500回、論文とチャット月150ファイル、ライブラリ2GB |
| プロ | ¥10,340/月 | ¥60,720/年(月あたり¥5,060) | 文法・一貫性チェック・AI検出・パラフレーズなど・リサーチQ&Aは無制限、剽窃チェック月30,000語、引用チェック30,000語、投稿前一括チェックは無制限で詳細レポート、論文とチャット月500ファイル、ライブラリ10GB、専門家によるイラストレーション作成月1件 |
- エージェントは、無料が利用制限あり、プライムが無料の10倍の回数、プロが「無制限(プロモーション期間)」と表示されています
- プロには、一括払いの複数年プランもあります(2年 ¥97,020、3年 ¥122,210。自動更新なし)
- 料金ページのプランの下には「100%返金保証」「後払い/大学払い可能」「いつでもキャンセル可能」と表示されています。返品・解約の条件は、特定商取引法に基づく表示から利用規約(researcher.life)に案内されています
- 料金ページに税込・税抜の表記はありません。特定商取引法に基づく表示の「商品代金以外に必要な費用」は「作業料金に消費税を加算」です
- 確認時点では、サイト上部に「年間プラン25%割引」のセールの告知が出ていました。上の表は料金ページの表示価格で、セールの割引は含めていません
- チーム・機関向けの料金は問い合わせで、無料トライアルの相談もできます
出典: Paperpal 料金プラン、特定商取引法に基づく表示
データの扱いとセキュリティ
研究データを預けるツールなので、データの扱いは選ぶときの判断材料になります。公式のデータセキュリティのページでは、次のように説明されています。
- 入力したデータは Paperpal のサーバー内だけに保管し、AIの学習には使わない。無料プランも有料プランも同じ扱い
- AIモデルには、独自に開発したモデルと、学術執筆の支援のために調整したモデルが含まれる
- 新しく作った文書や、剽窃チェック・投稿前一括チェックのためにアップロードした原稿は、いつでもアカウントから削除できる
- GDPR(EU一般データ保護規則)などに準拠し、情報セキュリティの国際規格 ISO/IEC 27001 の認証を取得している
導入実績と評判
公式の日本語サイトのお知らせには、大学・病院での導入が掲載されています。
01大学・病院での導入
- 信州大学繊維学部 — 教員の英語論文の出版数と質を高める支援の一環として導入(2024年10月掲載)
- 京都大学医学部附属病院 — 院内の研究者向けに導入(2024年11月掲載)
- 長崎大学・上智大学 — それぞれ導入(2024年3月掲載)
公式サイトには、利用者の声も実名で載っています。
「何回かGrammarlyを使って英文校正してみていたのですが、その後Paperpalを使って作成された英文校正を比べてみたときに、Paperpalの方が論文に適した英文に近いように感じました。」
— 後藤景子先生(順天堂大学医学部准教授)
「Paperpalの校正機能やリライト、単語削減機能で、論文執筆や学会発表の準備がすごく早くなる点が一番の魅力です。」
— 古川大記先生(名古屋大学医学部附属病院 メディカルITセンター 講師)
Cactus Communications は、2024年10月に日本の利用者が3万人を超えたことを発表し、その中で常磐大学の竹中裕人講師の「校正者が隣にいるように、すぐに改善の提案をくれる」という趣旨のコメントを紹介しています。
他の英文校正・論文支援AIとの違い
Paperpal の特徴は、英文校正のエディテージの学術論文の校正データで学習し、英文の修正から投稿前のチェック、文献検索までを論文の執筆に絞って1つにまとめている点です。日本語の画面、日本円での支払い、公費の後払いにも対応しています。
| プロダクト | 得意なこと | 使える環境 | 料金(各製品ページの記載) |
|---|---|---|---|
| Paperpal | 学術論文の英文校正、剽窃・AI生成・引用チェック、論文の検索と引用 | Web・Word・Google ドキュメント・Overleaf | 無料あり。プライムは年払いで月あたり¥2,090、月払い¥4,290 |
| Grammarly | 英文の文法・スペル・トーンの常時チェック、剽窃・AI文章検出 | ブラウザ拡張・デスクトップ・モバイル・Office・Google ドキュメント | 無料あり。Pro は月$12 |
| Quillbot | 言い換え(パラフレーズ)、文法チェック、要約、引用作成 | Web・ブラウザ拡張・Word・スマホ | 無料あり。Premium は月$19.95/年$99.95 |
| Wordtune | 英文の言い換え、トーンを変えたリライト、要約 | ブラウザ拡張・エディタ | 無料あり。Unlimited は年払いで月$6.99 |
| SciSpace | 論文の検索・文献レビュー・データ抽出、引用つきの下書き | Web | Basic 無料、Premium は月$20(年払いで月$12) |
| DeepL | 文脈を踏まえた翻訳、文章校正の DeepL Write | Web・デスクトップ・API | 無料版あり。Individual は月1,380円 |
他社の料金は、それぞれの製品ページに記載している確認時点の内容です。最新の料金は各製品ページと公式サイトでご確認ください。
英語の文章全般を、どこで書いても常にチェックしたいなら Grammarly、言い換えの種類を細かく選びたいなら Quillbot が比較対象になります。論文の調査や文献レビューが中心なら SciSpace、翻訳の質を重視するなら DeepL も候補です。英語で論文を書き、投稿前のチェックまで1つのツールで済ませたい研究者・大学院生には、Paperpal が向いています。
よくある質問(FAQ)
Q. Paperpal は無料で使えますか? A. 使えます。無料プランはクレジットカード不要で、文法チェックは月200回、パラフレーズ・翻訳などは1日5回まで使えます。剽窃チェックと投稿前一括チェックは簡易レポート、AI検出はプレビューの範囲です。
Q. 日本語で使えますか? A. 日本語の公式サイトと日本語の画面があり、日本円で支払えます。校正の対象は英文で、翻訳は日本語と英語の間を含む50以上の言語に対応しています。
Q. 大学の研究費(公費)で払えますか? A. 払えます。購入時に「後払い」を選ぶと、見積書・請求書・納品書が発行され、所属先で支払いの手続きをします。
Q. 入力した論文がAIの学習に使われることはありますか? A. 公式には、入力データをAIの学習に使うことはないと明記されています。無料プランも同じ扱いです。
Q. 運営会社はどこですか? A. エディテージを運営する Cactus Communications です。日本での販売業者は、東京都千代田区のカクタス・コミュニケーションズ株式会社です。
本ページの情報は2026年10月時点で Paperpal の公式サイト・料金ページ・特定商取引法に基づく表示・ヘルプ、Cactus Communications の発表に公開されている内容にもとづきます。最新の仕様・料金は公式サイトをご確認ください。

