
ウィスパーフロー
Wispr Flow
の使い方・機能・解決する業務課題
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Wispr Flow(ウィスパーフロー)とは?
Wispr Flow(ウィスパーフロー)は、話した言葉をそのまま整った文章に変えるAI音声入力アプリです。カーソルがある場所にそのまま入力されるため、Gmail・Slack・Notion・ターミナル・ChatGPTなど「キーボードで打てる場所」すべてで使えます。「えーっと」といったフィラーや言い直しを自動で取り除き、句読点と改行を整え、アプリごとに文体を変えることも可能。日本語を含む100以上の言語に対応し、固有名詞やスラングは辞書に登録できます。Mac/Windows/iPhone/Androidに対応。無料プランがあり、Proは月960円。提供は米サンフランシスコのWispr(累計調達5,600万ドル)。
解決する業務課題
「Wispr Flow」のサービス詳細
Wispr Flowとは
Wispr Flowは、話した言葉をそのまま「送れる文章」に整えるAI音声入力アプリです。米サンフランシスコのWisprが開発しています。
一般的な音声入力との違いは、聞こえたとおりに書き起こさない点にあります。「えーっと」といったフィラー、言い直し、同じ語の重複を取り除き、句読点と改行を入れ、相手や場面に合った文体に整えてから出力します。しかも専用のエディタを開く必要はなく、カーソルがある場所にそのまま入力されるため、Gmail・Slack・Notion・ターミナル・ChatGPT・Claudeなど、キーボードで打てる場所ならどこでも使えます。
日本語を含む100以上の言語に対応し、話した言語を自動で判別します。

出典: Wispr Flow 公式メディアキット(以下の画面画像も同様)
「言いっぱなし」が、そのまま送れる文章になる
公式サイトが挙げている例が、この製品の性格をよく表しています。左が実際に話した内容、右がWispr Flowの出力です。
話したまま(従来の音声入力)
- 「あの、えっと、ちょっと待って、チームに伝えてもらえる?ローンチが、たぶん金曜じゃなくて翌週の月曜にずれると思う、っていうのは、その、まだ法務が新しい規約ページの、あー、承認を出してなくて」
- フィラー・言い直し・重複がそのまま残る
- 句読点も改行も入らない
Wispr Flow の出力
- 「ローンチが月曜にずれる旨をチームに共有していただけますか。新しい規約ページについて法務の承認を待っている状況です。確定したスケジュールは木曜中にお伝えします」
- フィラー・言い直し・重複を自動で除去
- 句読点・改行・文体まで整形
公式は入力速度をキーボードの45wpmに対してFlowは220wpm、およそ4倍としています。またメディアキットには「利用開始から6か月後、平均的なユーザーは入力文字の72%をFlow経由で、およそ70種類のアプリ・サイトにまたがって打っている」という記述があります。
使い方
- アプリをインストールする — 公式サイトからmacOS版・Windows版をダウンロードします。iPhone・Android版もあります。クレジットカードの登録は不要です。
- マイク権限とホットキーを設定する — 押している間だけ録音するホットキーを決めます。以降、この操作だけで呼び出せます。
- 入力したい場所にカーソルを置いて話す — メールでもSlackでもターミナルでも、カーソルがある場所に整形済みのテキストが入ります。アプリごとの連携設定は不要です。
- 辞書に固有名詞を登録する — 社名・人名・製品名・社内用語を登録すると、以後は正しく変換されます。Flowが自動で学習する分もあります。
- 文体を決める — アプリごとに「メールは丁寧に、社内チャットはくだけて」といった書き分けを設定できます。
- よく使う定型文をスニペットにする — 住所・URL・自己紹介などを登録し、短い呼び名を話すだけで展開させます。
機能
01ディクテーション(音声入力)
- どのアプリでも動く — カーソルのある場所に直接入力。連携設定なしでGmail・Slack・Notion・ターミナル・ChatGPT・Claude・Cursorなどで使える
- 話しながら編集 — 言い直しを検知して差し替え、フィラーや重複を除去する
- 100以上の言語 — 話した言語を自動判別。言語を切り替えながら話しても追従する
- 小声・早口・雑音に強い — 環境や話し方の揺れを前提に設計されている
02あなたに合わせる仕組み
- 辞書(Dictionary) — 顧客名から社内用語まで登録でき、自動学習もする
- スニペット(Snippets) — 定型文を短い呼び名で展開する
- スタイル(Style) — アプリごとに文体を切り替える。フォーマル/カジュアル/かなりカジュアルなど
- Transforms — 入力したテキストに対する変換処理
03Notetaker(AI議事録)
2026年に追加された、会議とボイスメモ向けの機能です。当面はmacOSのみ。
- 全会議に対応 — ボットを会議に参加させる方式ではない
- 話者の識別 — 誰が言ったかを記録する
- 横断的な質問 — 特定の会議にも、すべての会議にもまとめて質問できる
- MCP連携 — 作成したメモをClaudeやChatGPTなどのAIツールから参照できる
- カレンダー・Slack連携
04Insights(利用状況の可視化)
- 入力速度 — wpmと、全ユーザー内での位置づけ
- Flowが直した回数 — 除去したフィラー数、使われた辞書項目数
- 用途の内訳 — 個人メッセージ・業務チャット・メール・AIプロンプト・ドキュメントなどの比率
- 継続日数 — 連続利用日数の記録

料金
日本からのアクセスでは日本円で表示されます。無料プランでもNotetakerを含む主要機能が使えます。 有料プランとの主な差は、ディクテーションの語数制限と会議の上限・保存期間です。
| プラン | 料金(月額・税込) | 主な内容 |
|---|---|---|
| Free | 0円 | 100以上の言語での音声入力、辞書の自動学習、Notetaker(macOSのみ)、話者識別、MCP経由でのメモ活用、カレンダー・Slack連携、学習利用のオプトアウト。語数上限はデスクトップ週2,000語/iPhone週1,000語(Androidは無制限) |
| Pro | 960円/1ユーザー | 上記に加え、ディクテーション無制限、会議の上限緩和と保存期間の延長、高度なAI推論モデルの利用、新機能への先行アクセス、サポートの優先対応、請求とユーザー管理の一元化 |
| Enterprise | 個別見積 | 上記に加え、管理者向けの統制機能、SOC 2 Type II/ISO 27001/HIPAA対応BAA、IT管理者用の無償席、監査ログ・MDM・ドメイン管理、SAML SSO/SCIM、専任サポート、ボリュームディスカウント、組織全体での学習オプトアウト |
年額払いを選ぶと20%割引になります。
セキュリティとデータの扱い
- プライバシーモードを有効にすると、ディクテーションのデータはモデルの学習に一切使われません
- データが販売・共有されることはないとしています
- SOC 2 Type II/ISO 27001/HIPAA対応。Enterpriseプランでは組織全体に学習オプトアウトを強制でき、監査ログ・MDM・ドメイン管理も利用できます
導入実績と評判
公式サイトは、Wispr Flowを使っている人が在籍する企業としてVercel、Mercury、Microsoft、Amazon、Notion、Klarna、Groupon、Rivianを挙げています。
01実名のコメント
- Alex Lieberman(Morning Brew 共同創業者) — 「Wispr FlowはAIツールの中で私のトップ3に入る。文字どおり、もう指で打つことがなくなった」
- Elena Verna(Lovable Head of Growth) — 「タイプしている時間がもうない気がする。だからノートPCでもスマホでも、ずっと話しかけている」
- Steven Bartlett(The Diary of a CEO) — 「私がする重要なことは、すべて会話から始まる。だからこそWispr Notetakerが正確に記録してくれることを信頼して、次に来ることに集中できる」
02公表されている効果
- メッセージ作成が90%高速化、1日あたり2時間の可処分時間 — 早期利用者の事例として公式が掲載
- 1日あたりの顧客対応件数が20%増加、年間308万ドルのコスト削減見込み — 別の導入事例として公式が掲載
03メディアの評価
- Fast Company — 「Wispr Flowはとにかく正しく変換する。標準の音声入力よりも一貫して優れていて、驚かされる」
- SlashGear — 「長いメールを書くのが億劫な人、思いついた瞬間にメモを取りたいけれど打つのが面倒な人には、まさに救いのアプリ」
つくっている人
創業者兼CEOはTanay Kothari。スタンフォード大学でコンピュータサイエンスの学士号とAIの修士号を取得し、在学中はAndrew Ng教授とともに同大学のディープラーニング講義を担当、Stanford AI Labで研究発表も行っています。連続起業家で、2023年にはForbes 30 Under 30に選出されました。
Wisprは「画面優先の技術から、音声優先の体験へ」を掲げ、Menlo Ventures・NEA・8VCなどから累計5,600万ドルを調達しています。
他の音声入力・文字起こしツールとの違い
| 製品 | 主な用途 | 使う場面 |
|---|---|---|
| Wispr Flow | 音声入力(+議事録) | 打つ代わりに話す。あらゆるアプリの入力欄 |
| Notta | 文字起こし・議事録 | 会議やインタビューの記録 |
| Otter.ai | 文字起こし・議事録 | 会議の記録と共有 |
| Granola | 議事録 | 会議メモの自動作成 |
| Fathom | 議事録 | 商談の記録と要約 |
多くの文字起こしツールが「終わった会話を記録する」道具であるのに対し、Wispr Flowはこれから書く文章を口述する道具です。したがって競合はNottaやOtterというより、キーボードそのものになります。会議録が目的ならNottaやGranola、日々のメール・チャット・プロンプト入力を速くしたいならWispr Flow、という使い分けが自然です。長時間の音声や動画をまとめたい場合はLilys AIのような要約特化のツールが向きます。
よくある質問(FAQ)
Q. 日本語で使えますか。 使えます。100以上の言語に対応し、話した言語を自動で判別します。料金も日本円で表示されます。
Q. 無料で使えますか。 無料プランがあります。音声入力の語数上限はデスクトップで週2,000語、iPhoneで週1,000語、Androidは無制限です。
Q. 専用のマイクは必要ですか。 不要です。公式は特別なハードウェアなしで動作するとしています。
Q. 議事録機能はどのOSで使えますか。 Notetakerは当面macOSのみで、他プラットフォームは順次対応予定とされています。
Q. 話した内容がAIの学習に使われませんか。 プライバシーモードを有効にすると、ディクテーションのデータは学習に一切使われません。Enterpriseプランでは組織全体に強制できます。
本ページの情報は2026年8月時点で公式サイトに公開されている内容にもとづきます。機能・料金は変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトをご確認ください。


