
リグリフ
Reglyph
の使い方・機能・解決する業務課題
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Reglyph(リグリフ)とは?
Reglyph(リグリフ)は、スキャンPDFや画像だけのPDFを、OCRで読み取った元の文字を消して訳文を同じ位置に組み直し、表・段組み・印鑑・署名・図版を残したまま翻訳するWebサービスです。証明書・成績証明書・銀行明細・契約書・マニュアル・書籍などに使え、原文と訳文を左右に並べた対訳PDFも全プランで書き出せます。Googleログインで毎日5ページ無料(カード不要)、有料は1ページ$0.30の従量課金($3から)、月額Lite $9(100ページ)・Pro $29(500ページ)です(税込・米ドル)。
解決する業務課題
「Reglyph」のサービス詳細
Reglyphとは
Reglyph(リグリフ)は、スキャンしたPDFや画像だけのPDFを、ページの見た目を保ったまま翻訳するWebサービスです。OCRでページの文字を読み取り、元の文字をページの画像から消したうえで、訳文を同じ位置に組み直します。表の罫線、段組み、印鑑、署名、写真や挿絵は元の場所に残るため、翻訳したあとのPDFを手で組み直す必要がありません。
想定しているのは、出生証明書・婚姻証明書・成績証明書・卒業証書・銀行の取引明細・診療記録・法律文書・書籍や原稿など、紙からスキャンした書類です。原文と訳文を1ページずつ左右に並べた対訳PDFも書き出せるので、氏名・日付・金額を原文と見比べて確かめられます。
Googleログイン・カード不要
1ファイル100MBまで
Proプラン(税込・米ドル)
AIの学習には使わない
スキャンPDFが「翻訳できない」理由と、Reglyphの解き方
スキャンしたPDFやスマートフォンで撮った書類は、見た目は文字でも、中身は1枚の画像です。文字のデータ(テキスト層)を持たないため、PDFをそのまま翻訳ツールに渡すと「テキストが見つからない」と言われたり、意味をなさない文字列が返ってきたりします。
Reglyphは、この画像だけのPDFを主な対象にしたサービスです。利用者が事前にOCRをかける必要はなく、PDFをそのままアップロードすれば、読み取りから組み直しまでを1回の処理で行います。
読み取る
OCRでページ上の文字と、その位置・大きさを読み取る
訳す
読み取った文章を機械翻訳する。訳文は元の文の長さに近づけて言い回しを調整
消して、組み直す
元の文字をページの画像から消し、訳文を同じ位置に配置する
確かめて書き出す
原文と1ページずつ見比べてから、翻訳PDF・対訳PDFをダウンロード
公式サイトの説明にもとづいて作成
文字を「上から貼る」のではなく、元の文字を消してから訳文を置くのが要点です。元の文字の上に訳文を重ねるだけだと、2つの言語が重なって読めなくなります。

出典: Reglyph 公式サイト(以下の画像も同様。左が原文、右が翻訳後)
上の例では、19世紀のフランス語の書籍をスキャンしたページを英語にしています。挿絵、ページ番号、紙の黄ばみまで元のまま残り、文字の部分だけが英語に置き換わっています。
表・印鑑・署名欄が、元の場所に残る
証明書や明細のように、どこに何が書いてあるかに意味がある書類では、訳文が正しくても配置が崩れると使いものになりません。Reglyphは次の要素を元の位置に残すことを、公式サイトで明示しています。
- 表と段組み — 罫線や列の位置はそのままに、セルや段の中の文字だけが訳文になる
- 印鑑と署名 — ハンコ・署名・数字は動かさない
- 図版と写真 — 挿絵・写真・図表はページの同じ場所に残る

こちらは英語のガイドを簡体字中国語にした例です。色付きの見出し帯、丸い写真、2段組み、囲み欄の位置がそのまま保たれています。
公式の更新履歴を見ると、2026年夏の公開以降も、組み直しの精度に関わる改善が続いています。
- 横向きにスキャンされたページの向きを自動で直す(2026年8月)
- 透かしの上にある文字を扱えるようにし、署名や印鑑はそのまま残す(2026年8月)
- 訳文を元の文の長さに近づけ、元の文字が占めていた範囲に収まりやすくする(2026年9月)
- 目次のレイアウト、箇条書きや注記の改行を保つ(2026年9月)
- 文字の重なりを減らし、文字の色を元に合わせる(2026年10月)
- 文中の数式を、元の大きさと行の位置のまま扱う(2026年10月)
原文と並べて確かめられる対訳PDF
翻訳したPDFとは別に、原文のページと訳文のページを1ページずつ左右に並べた対訳PDFもダウンロードできます(2026年7月に追加)。書き出す前に、アプリの画面でも1ページずつ原文と見比べられます。
機械翻訳で書類を訳すとき、いちばん困るのは氏名・日付・金額・番号の取り違えです。対訳PDFなら、こうした箇所を原文と行ごとに突き合わせられます。対訳PDFは無料枠を含むすべてのプランで使えます。
使い方
公式が案内している流れは3ステップです。ここでは、アカウントの用意と書き出し後の確認を補って説明します。
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Googleアカウントでログインする
無料枠を使うにはGoogleアカウントでのログインが必要です。入力フォームやクレジットカードの登録はありません。ログインすると、毎日5ページまで無料で翻訳できます。
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PDFを用意する
スキャナーで読み込んだPDF、スマートフォンのスキャンアプリで作ったPDF、画像だけのPDF、文字データを持つ通常のPDFのいずれでも使えます。1回のアップロードは50ページ・100MBまでです。JPGやPNGの写真は直接アップロードできないため、スマートフォンやパソコンの「PDFとして保存(印刷)」機能でPDFにしてから使います。50ページを超える書類は、いくつかに分けてアップロードします(分けた各部分もレイアウトは保たれる、と公式は案内しています)。
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言語を選んでアップロードする
翻訳元と翻訳先の言語を選び、PDFをアップロードします。英語との組み合わせが中心ですが、日本語から中国語のように英語を介さない組み合わせも同じように使える、と公式は説明しています。
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処理を待つ
各ページの読み取り・翻訳・組み直しが自動で進みます。公式の無料翻訳の案内ページでは、待ち時間の目安を1〜2分としています。翻訳が終わるとメールで通知が届くので、画面を開いたまま待つ必要はありません。
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原文と見比べて、ダウンロードする
アプリの画面で1ページずつ原文と訳文を見比べ、問題がなければ翻訳PDFをダウンロードします。必要に応じて対訳PDFも書き出します。アップロードしたファイルと翻訳結果は処理の完了から約24時間で自動的に削除されるため、必要なファイルは早めに保存しておきます。履歴画面には、各翻訳の実行日時と、ファイルが削除されるまでの残り時間が表示されます。
機能
01読み取る
文字データを持たないPDFでも、そのまま受け付けます。
- OCR(文字認識) — スキャンPDF・画像だけのPDFの文字を読み取る。事前のOCRは不要
- 向きの自動補正 — 横向きにスキャンされたページを検出して直す
- 透かしの上の文字 — 透かしと重なった文字も扱い、署名・印鑑は残す
- 数式 — 文中の数式を、元の大きさと行の位置のまま扱う
02訳して、組み直す
訳文を元の文字があった場所に戻します。
- 元の文字の消去と再配置 — 元の文字をページの画像から消し、訳文を同じ位置に組む
- レイアウトの保持 — 表・段組み・目次・図版・写真・印鑑・署名の位置を保つ
- 長さの調整 — 訳文を元の文の長さに近づけ、元の範囲に収まりやすくする
- 文字色の再現 — 訳文の色を元の文字の色に合わせる
03確かめて、書き出す
書き出す前後に、原文との突き合わせができます。
- ページごとの比較 — アプリ上で1ページずつ原文と訳文を見比べる
- 対訳PDF — 原文と訳文を1ページずつ左右に並べたPDFを書き出す(全プラン)
- 完了メール — 翻訳が終わるとメールで知らせる
- 履歴 — 翻訳の実行日時と、ファイル削除までの残り時間を表示。個別に削除もできる
対応する入力・出力・言語
料金
料金の単位はPDFのページ数です。スキャンでも、スマートフォンの写真をPDFにしたものでも、文字データを持つ通常のPDFでも、1ページは1ページとして数えます。毎日の無料5ページは、有料プランを契約していても別枠で使えます。
| プラン | 料金(税込・米ドル) | 含まれるページ | 1ページあたり | ページの扱い |
|---|---|---|---|---|
| 無料枠 | 0ドル | 毎日5ページ | — | 毎日0時(UTC)にリセット。翌日に繰り越さない |
| 従量課金 | 必要なページ数ぶん($3から) | 購入したページ数($3で10ページ) | $0.30 | 有効期限なし |
| Lite | 月9ドル | 毎月100ページ | $0.09 | 毎月の更新時にリセット |
| Pro | 月29ドル | 毎月500ページ | $0.06 | 使い残しは翌月以降へ繰り越し(最大1,500ページ) |
- 表示価格は米ドル建てで、税込みです。料金ページに表示された金額がそのまま決済額になる、と公式は明記しています
- 対訳PDF、1回50ページ・100MBの上限、毎日5ページの無料枠は、どのプランでも同じです。プランの違いはページ数と1ページあたりの単価だけです
- 無料枠のリセットは0時(UTC)で、日本時間では毎朝9時にあたります
- 翻訳が失敗したときは、使ったページが自動で残高に戻ります
- 月額プランは料金ページに年払いの記載がなく、月単位の契約です。アプリの請求(Billing)画面からいつでも解約でき、支払い済みの期間の終わりまでページを使えます
- 利用規約では、法律で求められる場合を除き、支払いは返金されないとしています
(2026年10月8日時点の公式の料金ページ・利用規約にもとづく)
1か月に翻訳するページ数で考えると、毎日5ページ以内なら無料枠だけで足ります。たまに数十ページを訳す程度なら有効期限のない従量課金、毎月まとまった量を訳すならLite(月100ページ)かPro(月500ページ)が目安です。
書類のデータの扱いと運営者
証明書・銀行明細・診療記録のような書類を外部のサービスに預ける以上、データの扱いは先に確かめておきたい点です。Reglyphはプライバシーポリシー(2026年9月6日発効)で次のように説明しています。
公的な提出書類に使うとき
Reglyphの翻訳は機械翻訳です。利用規約でも、認証翻訳・専門家による翻訳・法律や医療の翻訳ではないことが明記されています。
移民・ビザの申請、大学への出願、役所への届け出などで「認証翻訳(certified translation)」を求められる場合、翻訳証明書には内容を確認した翻訳者の署名が必要です。Reglyphは認証翻訳ページでこの点をはっきり書いたうえで、次の使い方を案内しています。
Reglyphでレイアウトを保った訳文を作り、資格のある翻訳者に仕上がった下書きを確認してもらい、証明書に署名してもらう。長い書類では、完成した下書きがあると依頼費用が抑えられることが多い、と公式は説明しています(例として、米国移民局 USCIS への提出書類には英語の認証翻訳が必要と記載)。
提出先が翻訳者の証明を求めていない場面、たとえば海外の書類の内容を自分で把握したい、取引先から届いたスキャンの契約書をざっと読みたい、外国語のマニュアルや論文を読みたい、といった用途であれば、Reglyphの訳文をそのまま参照用に使えます。
メリット・デメリット
メリット
- スキャンPDFや画像だけのPDFを、事前のOCRなしでそのまま翻訳できる
- 表・段組み・印鑑・署名・図版が元の位置に残り、翻訳後の組み直しが要らない
- 原文と訳文を左右に並べた対訳PDFを、無料枠を含む全プランで書き出せる
- 毎日5ページの無料枠に期限がなく、クレジットカードの登録も要らない。有料プランの契約後も無料枠は別に使える
- 料金はページ単位で、米ドルの税込み表示。従量課金のページは期限切れにならず、Proは使い残しを最大1,500ページまで繰り越せる
- ファイルは約24時間で自動削除され、AIの学習に使われない
デメリット
- 入力はPDFのみ。JPG・PNGの写真はPDFにしてから使う
- 1回のアップロードは50ページ・100MBまで。長い書籍などは分割が要る
- 料金は米ドル建てで、円建てのプランはない
- 機械翻訳のため、認証翻訳が必要な提出書類には翻訳者の確認と署名が別に要る
- 翻訳結果も約24時間で削除されるため、後から取り出せるようにするには自分で保存しておく必要がある
評判・口コミ
Reglyphは2026年夏に公開された新しいサービスで、2026年10月時点では、レビューサイトにまとまった数の評価はまだ集まっていません。
Product Hunt の製品ページには利用者のコメントがあり、日本語の契約書を翻訳して表の見出しがずれなかった、日本語の技術マニュアルで段組みや印鑑の位置が保たれた、といった声が寄せられています(投稿者の身元は当サイトでは確認していません)。開発者は同ページで、スキャンした書類を既存のPDF翻訳ツールにかけると「テキストが見つからない」と言われるか、体裁が崩れてしまうことが開発のきっかけだったと説明しています。
実際の仕上がりは、スキャンの解像度、文字の大きさ、手書きの有無、書類の種類で変わります。毎日5ページの無料枠があるので、訳したい書類の数ページを先に試して判断するのが確実です。
他のPDF翻訳・ドキュメント翻訳との違い
PDFを翻訳する方法はほかにもあります。どの種類のPDFを主な対象にしているか、結果をどんな形で返すかで、向く場面が分かれます。
| 観点 | Reglyph | DeepL | みらい翻訳 | ChatGPT・Gemini |
|---|---|---|---|---|
| 主な用途 | スキャンPDF・画像だけのPDFの翻訳 | テキスト・文書ファイル(Word・PowerPoint・PDFなど)の翻訳 | 法人向けの高セキュリティな機械翻訳 | 対話しながら要約・翻訳・質問 |
| 結果の形 | 元のレイアウトのPDF+対訳PDF | 文書ファイル(レイアウトを保った翻訳) | テキスト・文書ファイル | チャットの回答(テキスト) |
| 無料で使える範囲 | 毎日5ページ(ログイン必要) | 月50,000文字・ファイル翻訳月1件(5MBまで) | Freeプラン(テキスト1日5,000文字・ファイル月1件) | 無料プランあり |
| 有料の入り口 | 1ページ$0.30($3から)/月$9 | Individual 月1,380円 | Plus 月550円(税込)から | ChatGPT Go 月1,400円/Google AI Plus 月725円 |
文字データを持つWordやPowerPointのファイルを日常的に訳すなら、文書翻訳の機能を持つDeepLやみらい翻訳の領域です。PDFの内容について質問したり要点をつかんだりしたい場合は、ChatDOCやChatPDFのような「PDFと対話する」ツールが合います。
Reglyphと同じく「OCRで読み取った文字を消し、元の位置に置き直す」技術を使うサービスに、Swift-Slideがあります。こちらは翻訳ではなく、画像になったスライドやPDFを編集できるPowerPoint(PPTX)に戻すためのサービスで、目的が異なります。
よくある質問(FAQ)
本ページの情報は2026年10月時点で公式サイトに公開されている内容にもとづきます。最新の仕様・料金は公式サイトをご確認ください。

