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Monobot(モノボット)とは?

Monobot(Monobot.AI/モノボット)は、米国の TRING, Inc. が提供する、コンタクトセンターや企業向けの音声・チャットAIエージェントをノーコードで作るプラットフォーム。予約受付・注文状況の確認・本人確認などの定型の電話やチャットをAIが受け、必要に応じて会話データを添えて有人の担当者へ引き継ぐ。オペレーター向けの Workspace では、通話中のAIのヒント・文字起こし・要約・感情分析を使える。料金はクレジット制で Starter 月200ドル〜(音声1分0.22〜0.27ドル)。画面は英語などで日本語には対応していない。

解決する業務課題

「Monobot」のサービス詳細

Monobotとは

Monobot(Monobot.AI/モノボット)は、電話とチャットに応対するAIエージェントを、コードを書かずに作って運用できるプラットフォームです。米国の TRING, Inc. が提供しており、コンタクトセンターや BPO(業務委託先のコールセンター)、問い合わせの多い企業を主な対象にしています。

予約の受付、注文状況の確認、本人確認、見込み客の聞き取りといった繰り返しの多い問い合わせをAIが受け持ち、込み入った用件は会話の内容を添えて有人の担当者へ引き継ぎます。公式は「定型の電話の最大80%を自動化できる」としています。オペレーター側には、通話中にAIが次の一言を提案する「Workspace」が用意されています。

20以上対応言語
(日本語は明記なし)
30以上選べる音声
$200〜有料プランの月額
(クレジット制)
$0.22〜音声通話
1分あたり

機能

  • ノーコードのエージェント作成 フロー(会話の流れ)を画面上で組み立て、知識ベースやツールを結びつけてエージェントを作ります。保険・小売/EC・ITサポート・教育・物流・医療・不動産など、業種別のテンプレートも用意されています。2026年6月には、WebサイトのURLを入れるだけでサイトを読み取り、知識ベースごとエージェントを組み立てる「Create From Web」が加わりました。
  • 電話・Web・メッセージの各チャネル 電話番号(PSTN)や SIP で既存の電話システムにつなぐほか、Webサイトにチャットや音声通話のウィジェットを置けます。Telegram・Instagram・WhatsApp などのメッセージにも対応します。
  • 有人への引き継ぎ 通話は、会話データ(Call Attached Data)を添えて電話番号やコールセンターへ転送できます。Genesys や Twilio との連携も案内されています。
  • 業務ツールとの連携 Google カレンダー・Gmail・Google マップ、Cal.com などの予約サービスと連携し、予約の作成や更新まで会話の中で進めます。API 呼び出し・Webhook・SDK で自社システムにもつなげます。
  • Workspace(オペレーター支援) オペレーターが通話・SMS・メッセージを1つの画面で扱い、AIが会話に見えない形で参加して「配送先の住所を確認」のようなヒントを出します。通話の文字起こし・要約・感情分析もその場で見られます。
  • 監督と分析 ダッシュボードで通話・チャットの件数や費用を追えます。2026年6月の更新で、通話中の会話を聞くだけの「Start Listening」と、AIを止めて人が割って入る「Barge In」、録音の波形に重ねた感情グラフ、音声認識・LLM・音声合成ごとの遅延の内訳が見られるようになりました。
  • ホワイトラベル・OEM 代理店やSaaS事業者は、自社のドメインとロゴでプラットフォームを提供したり、API・SSOで機能を組み込んだりできます。

Monobot のエージェント設定画面。上部に General・Flow・Knowledge Base・Voice Settings・Integrations・Tools のタブが並び、General タブでエージェント名・タイムゾーン・電話番号・使うLLM(gpt-4o)・温度・最初の挨拶・プロンプトを設定している。右下にはテスト用のチャット窓が開いている

出典: Monobot 公式ドキュメント(以下の画面画像も同様)

Monobot のテンプレート選択画面。左に Companies・Healthcare・Restaurants・Beauty Industry などの業種カテゴリが並び、右に Outsourcing company・Modular home manufacturing・Sushi Restaurant・Dental clinic・Pizza Delivery and Pickup・Reality capture company のテンプレートが「Use Template」ボタンつきで表示されている

使い方

  1. アカウントを作る 公式サイトの「Sign in / Sign up」から登録します。管理画面で使える無料の音声・チャット枠が付きます。
  2. エージェントを作る テンプレートから始めるか、「Create From Web」で自社サイトのURLを入れて下書きを作り、フロー・知識ベース・音声を調整します。
  3. 管理画面で試す 無料枠を使い、管理画面の中でチャットと通話を試します。
  4. プランに入って公開する Webサイトへのウィジェット設置や電話番号への接続には、有料プランの契約が必要です。プランに入ると、専門スタッフに構築を頼む「Hire Expert」も使えます。

料金

クレジット制で、毎月のプラン料金がそのまま利用分に充てられます。上位のプランほど1回あたりの単価が下がります(2026年10月確認・米ドル)。

項目StarterGrowthBusinessEnterprise
月額200ドル500ドル1,000ドル個別見積もり
チャット(1返答)0.125ドル0.075ドル0.04ドル利用量に応じて
音声通話(1分)0.27ドル0.25ドル0.22ドル利用量に応じて
Workspace の通話(1分)0.05ドル0.04ドル0.03ドル個別
Workspace の席1席込み3席込み5席込み個別
SMS(1通)0.035ドル0.03ドル0.025ドル個別
通話録音の取り込み(1分)0.05ドル0.04ドル0.03ドル個別
電話番号(1つ・月)2.5ドル2.5ドル2.5ドル個別
専門スタッフの作業時間8時間込み24時間込み48時間込み240時間以上
サポートの初回応答平日48時間平日24時間平日12時間24時間365日・個別SLA
月額の目安
Starter の200ドルで、チャット約1,600返答、または音声通話約741分ぶん
超過分
プランの金額を超えた利用は、超過分として請求される
Workspace の追加席
Starter・Growth・Business とも1席あたり月10ドル
無料枠
チャット100返答と音声通話10分(クレジットカード不要)。管理画面の中でのテスト専用で、Webサイトのウィジェットや電話番号では使えない
HIPAA 対応
データを保持しない(Zero Data Retention)オプションが月1,000ドルの追加
稼働率の保証
Enterprise のみ 99.99%

公式は、LLM・音声・プラットフォームを別々に払う他社と違い、1分あたりの単価にすべてを含めていると説明しています。

メリット・デメリット

メリット

  • 電話・Webチャット・SMS・メッセージアプリを1つの基盤で扱える
  • WebサイトのURLやテンプレートから、短時間でエージェントの下書きを作れる
  • AIで受けきれない用件を、会話データ付きで人へ引き継げる
  • オペレーター支援(Workspace)と監督機能まで一体で、AIと人の混在運用に向く
  • 料金表が公開されており、1分・1返答あたりの単価が分かる
  • ISO 27001:2022・SOC 2・PCI DSS 4.0.1 を掲げている

デメリット

  • 管理画面・公式サイト・資料は英語などで、日本語には対応していない
  • 対応言語に日本語が含まれるかが公式に明記されておらず、日本語の電話応対の品質は事前の確認が必要
  • 本番運用は最低でも月200ドルからで、小規模な店舗には重い
  • 無料枠は管理画面の中でしか使えず、実際のサイトや電話での試用はできない

評判・口コミ

公式サイトには導入企業の担当者を名乗るコメントが並んでいますが、所属企業の実在までは確認できないため、ここでは引用しません。外部のレビューサイトでは、G2 のAIマーケットプレイスに掲載があり、Trustpilot にもレビューページがありますが、2026年10月時点で件数は数件と少なく、評価の傾向を語れる段階ではありません。

日本語での利用例や国内の導入事例は確認できませんでした。日本の顧客向けに使う場合は、管理画面の中の無料枠で、日本語の聞き取りと読み上げの品質を確かめてから契約を検討するのが確実です。

他の電話・チャット自動応答との違い

製品特徴向いている場面
Monobot音声・チャットのAIエージェントと、オペレーター支援を1つに海外拠点や多言語のコンタクトセンター、BPO
IVRy(アイブリー)国産のAI電話自動応答。無料プランあり日本語の電話応対を手軽に自動化したい
Intercom Fin AIヘルプセンターを学習するカスタマーサービスAIチャット・メール中心のサポートを自動化したい
PKSHA ChatAgent国内大手の法人向けAIチャットボット日本語のチャット対応を大規模に運用したい
MiiTel通話の録音・文字起こし・解析人が話す電話の品質を分析・改善したい

日本語の電話応対が中心なら、国産の IVRy が始めやすい選択肢です。英語圏の顧客や多言語の窓口を抱え、AIと人のオペレーターを同じ画面で混在させたい場合に Monobot が候補になります。

よくある質問

Q. Monobot は無料で使えますか。 登録すると、管理画面の中でテストに使える無料枠(チャット100返答・音声通話10分)が付きます。クレジットカードは不要です。ただし、Webサイトへのウィジェット設置や電話番号への接続には、月200ドルからの有料プランが必要です。

Q. 日本語に対応していますか。 2026年10月時点で、管理画面と公式サイトは英語・ウクライナ語・ロシア語・スペイン語で、日本語はありません。エージェントは「20以上の言語」に対応するとしていますが、日本語が含まれるかは明記されていません。

Q. 既存のコールセンターの電話システムとつなげられますか。 SIP で既存の電話システム(PBX)につなぎ、AIが受けた通話を担当者へ転送できます。Genesys や Twilio との連携も案内されています。

Q. 料金はどう計算されますか。 月額プランの金額がクレジットになり、チャットは1返答、音声通話は1分ごとに差し引かれます。プランの金額を超えた分は超過分として請求されます。

Q. 自社のブランドで再販できますか。 ホワイトラベルとOEMの提供形態があり、自社のドメイン・ロゴでの提供や、API・SSOでの組み込みができます。条件は個別に提案を受けます。

提供元

Monobot は、米国カリフォルニア州法を準拠法とする TRING, Inc. が提供しています。創業者は、コンタクトセンター向けソフトウェアとアウトソーシングを中心に20年以上ソフトウェア企業を率いてきた Arkady Erlikhman 氏(CEO)と、技術責任者の Alexey Shulyak 氏(CTO)です。


本ページの情報は2026年10月時点で公式サイトと公式ドキュメントに公開されている内容にもとづきます。機能・料金は変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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