
コンフィーユーアイ
ComfyUI
の使い方・機能・解決する業務課題
ブックマークする
ComfyUI(コンフィーユーアイ)とは?
米Comfy Orgが開発する、オープンソース(GPL-3.0)のノードベース生成AIツール。画像・動画・音声・3Dのモデルや処理をノードでつないでワークフローを組み、Stable Diffusion・FLUX・Wanなどを自分のPCで動かせる。日本語UIあり。PC版のComfy Desktopは無料、クラウド版のComfy CloudはStandard 月$20(年払いなら月$16相当)から。
解決する業務課題
「ComfyUI」のサービス詳細
ComfyUIとは
ComfyUI(コンフィーユーアイ)は、画像・動画・音声・3Dを生成するAIモデルと、その前後の処理を「ノード」と呼ぶ箱を線でつないで組み立てる、ノードベースの生成AIツールです。プロンプトの読み込み、モデルの指定、生成、アップスケール、保存といった工程を1つずつ見える形で並べられるため、同じ手順を何度でも再現でき、細かい設定まで自分で調整できます。
もとは2023年1月に、カナダ・ケベックシティの1人の開発者が2週間ほどで作ってオープンソースで公開したツールです(公式サイトの会社紹介より)。現在は米国サンフランシスコの Comfy Org(Comfy Organization, Inc.) が開発・運営しており、GitHubのスターは約13.7万(2026年10月10日時点)。Stable Diffusion・FLUX・Wan といったオープンウェイトのモデルを自分のPCで動かすときの定番ツールとして使われています。
本体はオープンソースで無料です。自分のPCで動かすデスクトップアプリ Comfy Desktop のほか、GPUを用意しなくてもブラウザで使えるクラウド版 Comfy Cloud(有料・無料体験あり)、ワークフローをAPIとして公開する Developer Platform(Comfy API)、企業向けの Comfy Enterprise があります。

出典: ComfyUI 公式ドキュメント
使い方
- 使い方を選ぶ 手元に十分なGPUがあれば、無料のComfy Desktopをインストールしてローカルで動かします。GPUがない、まず試したいという場合は、ブラウザで開くComfy Cloudから始められます(実GPUでの5回の無料実行つき・クレジットカード不要)。
- Comfy Desktopをインストールする 公式サイトからインストーラーをダウンロードして実行します。Python環境や依存関係はアプリが自動で用意するため、別途ComfyUIを入れる必要はありません。1つのアプリで、バージョンやカスタムノードの異なる複数のComfyUIを切り替えて管理できます。
- 表示言語を日本語にする
設定(歯車アイコン、または
Ctrl + ,)の「Comfy」→「Locale」→「Language」で日本語を選べます。初期状態はブラウザの言語を自動で検出します。 - テンプレートからワークフローを開く 左のサイドバーの「Templates」から、画像生成・動画生成などのひな形を開きます。テンプレートには必要なモデルのダウンロード先が埋め込まれていて、未導入のモデルがあればダウンロードを案内してくれます。準備ができたら「Run」を押すと生成が始まります。
- ノードを足して自分用に組み替える アップスケール、背景除去、ControlNet、動画化などのノードを足してつなぎ、自分の作業手順に合わせたワークフローにします。作ったワークフローは保存して何度でも使えます(Comfy Cloudではリンクで共有も可能)。
主な機能
01ワークフローを組む
- ノードエディター — モデル・プロンプト・サンプラー・後処理などをノードで表し、線でつないで処理の流れを作ります。どの工程で何をしているかが一目でわかります
- テンプレート — 画像・動画・音声・3Dなどの用途別のひな形が用意されています
- サブグラフ・部分実行 — 複数のノードを1つにまとめたり、ワークフローの一部だけを実行したりできます
- Comfy Agent — 自然言語の指示でワークフローの理解・作成・編集・実行を手伝うエージェント。Comfy Cloudで一般提供中で、Comfy Desktopでのローカル対応は近日公開予定とされています
02モデルとノードの幅
- オープンモデル — Stable Diffusion、FLUX、Wan などのオープンウェイトのモデルを自分のPCで動かせます
- カスタムノード — コミュニティが作った拡張ノードは6万以上(公式サイトの表記)。ComfyUI-Managerからアプリ内で検索・インストールできます
- Partner Nodes — Nano Banana(Google)、Kling、OpenAI、Luma など、クローズドなモデルをAPI経由でワークフローに組み込めます。利用にはComfyアカウントへのログインとクレジットが必要です
03クラウドと開発者向け
- Comfy Cloud — Blackwell世代のRTX 6000 Pro(VRAM 96GB)上でComfyUIを実行。900以上のモデルがプリインストール済みで、最大100件のワークフローをキューに入れられます
- Developer Platform(Comfy API) — 作ったワークフローをAPIとしてデプロイし、自社サービスから呼び出せます。GPU時間は秒単位の課金です
- MCP・CLI — Model Context Protocol(MCP)やコマンドラインから、AIエージェントやスクリプトでComfyUIを操作できます
料金
ComfyUI本体とComfy Desktop(ローカル実行)は無料です。公式ドキュメントでも「ComfyUIは常に完全オープンソースであり、ローカルユーザーにとっては無料であり続ける」と明記されています。ただし、生成の速さは手元のGPU性能しだいです。
GPUを用意せずに使えるのが有料の Comfy Cloud です。料金は米ドル建てで、2026年10月10日時点の公式料金ページの表記にもとづきます。
| プラン | 月払い | 年払い(月あたり) | 年間クレジット | 主な内容 |
|---|---|---|---|---|
| 無料体験 | $0 | — | — | 実GPUで5回まで無料実行。クレジットカード不要 |
| Standard | $20 | $16(年$192) | 50,400 | 1回の実行は最長30分。クレジットの追加購入可 |
| Creator | $35 | $28(年$336) | 88,800 | Standardの内容+CivitAI・Hugging Faceから自分のモデル・LoRAを取り込める |
| Pro | $100 | $80(年$960) | 253,200 | Creatorの内容+1回の実行が最長1時間 |
| Team | $700 | $630(年$7,560) | 1,772,400 | 最大50人で共有するクレジット、同時実行、ロール別の権限 |
| Enterprise | 要問い合わせ | — | — | 人数・機能を個別に設計 |
クレジットの使われ方: クレジットは、ワークフローを実行している間のGPU時間と、Partner Nodes(Nano Banana Proなど外部モデルの呼び出し)の両方に使われます。ワークフローを組んでいるだけの待機時間には課金されません。公式の目安では、Standardの年間クレジットで5秒動画を約4,560本生成できます(Wan 2.2 の Image-to-Video テンプレート、初期設定の場合)。サブスクに含まれる月々のクレジットは請求期間の終わりに失効し、追加購入したクレジットは購入から1年で失効します。
ローカルのComfyUIでPartner Nodesを使う場合も、同じクレジットを購入して消費します(Comfy Cloudとローカルで共通)。必要なクレジットはモデルと設定しだいで、ノードに表示される価格バッジで実行前に目安を確認できます。
開発者向けのComfy API(Developer Platform)は、Comfy Cloudのプランとは別の製品です。GPU時間は秒単位の課金で、たとえばRTX PRO 6000(96GB)は1時間あたり$4.54、H100は$6.23、B200は$11.23。モデルを置くストレージは1GBあたり月$0.20です。
日本語対応
- UI — 設定の「Language」で日本語を選べます(ほかに英語・中国語・韓国語など)。初期状態はブラウザの言語に合わせて自動で切り替わります。
- ドキュメント — 公式ドキュメント(docs.comfy.org)に日本語版があり、インストール手順やノードの解説を日本語で読めます。
- ノード名・カスタムノード — ノードやカスタムノードの名前・説明は英語のものが多く、翻訳はノードごとの対応状況によります。
- 料金・サポート — 料金は米ドル建てで、円建ての表示はありません。サポートは support.comfy.org と Discord で、日本語サポートの明記はありません。
動作環境
| 方法 | 対応OS | 主な条件 |
|---|---|---|
| Comfy Desktop | Windows 10以降(x64/ARM64)、macOS 13以降(Apple Silicon)、Linux(.deb/AppImage) | 1インストールあたり4.85GB以上、メモリ8GB(推奨16GB)。WindowsはNVIDIA/AMDのGPU推奨(必須ではない) |
| ポータブル版 | Windows | NVIDIA GPUまたはCPUのみの環境。最新のコミットを使える |
| 手動インストール | Windows/macOS/Linux | NVIDIA、AMD、Intel、Apple Siliconなどに対応。Python 3.13推奨 |
| Comfy Cloud | ブラウザ | 推奨ブラウザはChrome 143以降。GPUは不要 |
メリット・デメリット
メリット
- ローカル実行は無料で、モデル・設定・処理の順番まで自由に組み立てられる
- 作ったワークフローを保存・共有でき、同じ結果を再現しやすい
- オープンモデルからPartner Nodes経由の商用モデルまで、1つの画面で組み合わせられる
- GPUがなくてもComfy Cloudで同じ操作ができ、チームでの共有にも対応
デメリット
- ノードの概念に慣れるまで時間がかかる。公式も「学習曲線は高いが、その分の見返りがある」としている
- ローカルで快適に動かすには高性能なGPUが必要で、モデルのダウンロードやカスタムノードの管理も自分で行う
- カスタムノードの名前や解説は英語が中心
- Comfy CloudとPartner Nodesは米ドル建てのクレジット制で、購入したクレジットは返金されない
評判・口コミ
GitHubのスターは約13.7万(2026年10月10日時点)で、画像・動画生成のオープンソースツールとして最大級の利用者がいます。公式サイトでは、Behance創業者のScott Belsky氏が「創造性のための新しく強力なエコシステムを生み出した」と評価するコメントを紹介しています。一方で、運営自身が「学習曲線は高い」と認めるとおり、自由度が高いぶん最初のハードルは高めです。ローカルではカスタムノードの導入や更新のトラブルを自分で解決する必要もあるため、まずテンプレートやComfy Cloudから始めるのが現実的です。
よくある質問(FAQ)
Q. ComfyUIは無料で使えますか? A. はい。ComfyUI本体とComfy Desktopは無料で、自分のPCで動かすぶんには料金はかかりません。有料なのは、クラウド版のComfy Cloudと、Partner Nodes(外部の商用モデル)を呼び出すときのクレジットです。
Q. 日本語で使えますか? A. 使えます。設定の「Language」で日本語を選ぶと、メニューなどが日本語で表示されます。公式ドキュメントにも日本語版があります。
Q. GPUがないPCでも使えますか? A. ローカルでもCPUだけで動かせますが、生成にはかなり時間がかかります。GPUがない場合は、ブラウザで使えるComfy Cloud(実GPUで5回まで無料実行)を試すのが手軽です。
Q. Stable Diffusionとは何が違うのですか? A. Stable Diffusionは画像を生成する「モデル」で、ComfyUIはそのモデルを動かして処理の流れを組み立てる「ツール」です。ComfyUIではStable Diffusionのほか、FLUXやWanなど複数のモデルを同じ画面で扱えます。
Q. Comfy Cloudの解約や返金はどうなりますか? A. Comfy Cloudの「Plan & Credits」からいつでも解約でき、請求期間の終わりまで使えます。購入したクレジットは、請求の誤りなどを除いて返金されません。
他の画像・動画生成AIとの違い
| ツール | 種類 | 向いている使い方 |
|---|---|---|
| ComfyUI | ノードで処理を組むワークフローツール(ローカル無料/クラウド有料) | モデルや手順を細かく制御したい、同じ処理を量産・自動化したい |
| Stable Diffusion | オープンウェイトの画像生成モデル | ComfyUIなどのツールで動かす「中身」のモデル |
| Midjourney | Webで使うクローズドな画像生成サービス | 設定に悩まず、短い指示で高品質な画像がほしい |
| Krea | Webで使う画像・動画生成とアップスケールのサービス | 複数のモデルを手軽に切り替えて試したい |
手軽さを優先するなら Midjourney や Krea のようなWebサービス、生成の工程そのものを自分で組み立てたい・ローカルで動かしたいならComfyUIが向いています。動画では Wan や FramePack のようなオープンモデルを、ComfyUIから動かす使い方が広がっています。
本ページの情報は2026年10月10日時点で、ComfyUIの公式サイト(料金ページ・利用規約・会社紹介)、公式ドキュメント(docs.comfy.org)、GitHubリポジトリにもとづきます。料金・機能は変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトをご確認ください。


