
ワードリー
Wordly
の使い方・機能・解決する業務課題
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Wordly(ワードリー)とは?
Wordly(ワードリー)は、米Wordly, Inc.が提供する会議・イベント向けAI翻訳/字幕プラットフォームです。翻訳・字幕・文字起こし・要約の4機能と全対応言語を1つの価格に含め、数十言語・3,000以上の言語ペアに対応します。参加者はQRコードやURLからブラウザで参加し、アカウント作成も不要。料金は年間の時間パッケージ制で、Starter10時間からEnterprise500時間以上まで。ISO 27001・SOC 2 Type II取得。
解決する業務課題
「Wordly」のサービス詳細
Wordlyとは
Wordly(ワードリー)は、米Wordly, Inc.が提供する会議・イベント向けのAI翻訳/字幕プラットフォームです。2019年にこの市場を切り拓いた先行企業で、公式サイトによれば120か国・600万人以上が利用しています。
日本の会議翻訳ツールの多くが「社内会議の通訳」を出発点にしているのに対し、Wordlyの出発点は数百人〜数千人が集まるカンファレンスやイベントです。そのため、参加者が自分の端末で自分の言語の字幕を読む導線、会場モニターへの字幕表示、音響ミキサーからの直接入力といった、イベント運営の実務に沿った機能が中心に据えられています。
もう1つの特徴が課金の考え方です。Wordlyは翻訳・字幕・文字起こし・要約の4つを1つの価格に含め、対応言語もすべて込みにしています。言語を増やすたびに費用が積み上がらないため、多言語イベントほど予算が読みやすくなる構成です。
1つの価格に4つの製品が入っている
Wordlyの管理画面(Wordly Portal)では、購入した時間の残量、直近の利用状況、セッションの予定と履歴が1画面にまとまっています。イベント主催者は事前にセッションを作成し、参加者に配るセッションIDを取得します。
アカウントが必要なのは主催者だけです。参加者側はダウンロードもアカウント作成も個人情報の提供も不要で、QRコードかURLからブラウザで参加します。

出典: Wordly 公式サイト(以下の画面画像も同様)
参加者は、配られたQRコードやリンクを開いて自分が読みたい言語を選ぶだけです。言語選択の画面には、Dutch、English(AU/UK/US)、Estonian、Finnish、French(CA/FR)のように、同じ言語の地域別バリエーションまで並びます。
Wordlyは双方向の翻訳に対応するため、数十の言語から3,000以上の言語ペアが成立します。英語→スペイン語だけでなく、スペイン語→ベトナム語、フランス語→スペイン語といった組み合わせも同じセッション内で扱えます。
参加者はChrome・Firefox・Safari・Edgeなど最新のブラウザであれば利用でき、字幕を読むか、翻訳音声を聞くかを選べます。

音声をWordlyに入れる4つの経路
会場の形態に合わせて、音声の取り込み方を選べます。
音声をWordlyへ
- Zoom・Teams・Cvent等との連携
- Wordly Join Web App(PC)
- Wordly Mobile App(iOS/Android)
- RTMPSでの直接ストリーミング
文字起こしと翻訳
AIがリアルタイムに文字起こしと翻訳を行う。用語集とブロックリストで固有名詞を制御できる。
参加者へ届ける
- 各自の端末で字幕を読む
- 各自の端末で翻訳音声を聞く
- 会場モニターに字幕を表示
- スライドへのオーバーレイ表示
終わったあと
- セッションの文字起こし
- 要約(キーポイント)
- 文字起こしの多言語翻訳
- MP3書き出しによる動画の吹き替え
対面・バーチャル・ハイブリッドを同時に扱っても追加料金は発生しない。
会場の音響ミキサーをタブレットやノートPCに直結する構成が推奨されており、AIに入る音の品質を確保する設計になっています。
使い方
-
時間パッケージを購入する
主催者が翻訳時間のパッケージを購入します。オンライン購入も可能で、新規アカウントは購入から5〜10分程度で有効になります。
-
オンボーディングを受ける
カスタマーサクセス担当がつき、アカウント設定・管理者トレーニング・連携支援・用語集の作成・リハーサルテスト・登壇者向けのコーチングまで支援されます。
-
セッションを作成する
Wordly Portalでイベントを作成します。設定は数分で完了し、オンボーディング後は10分未満で会議の準備ができるとされています。
-
セッションIDを共有する
QRコードまたはURLで参加者に配布します。会場のモニターやスライドへのオーバーレイで字幕を表示することもできます。
-
終了後に文字起こしと要約を受け取る
セッションごとに文字起こしが生成され、参加者と共有できます。要約は事後の共有・報告に利用できます。
料金プラン
料金は年間の時間パッケージ制です。金額は公開されておらず見積もりとなりますが、時間の区分は公開されています(2026年8月22日時点)。
| プラン | 年間時間 |
|---|---|
| Starter | 10時間 |
| Pro | 25時間 |
| Pro + | 50時間 |
| Corporate | 100時間 |
| Corporate + | 250時間 |
| Enterprise | 500時間以上 |
課金の設計で押さえておきたい点が4つあります。
- すべてのプランに4製品と全言語が含まれる — 翻訳・字幕・文字起こし・要約と、対応言語すべてが固定価格に入る
- 期間は12か月で、複数セッションに分けて使える — 未使用時間は繰り越せる場合がある(担当者に要確認)
- 切り上げ課金をしない — 30分のセッションなら30分ぶんのみ消費される
- 上位プランの追加機能 — SSO、データ保存設定、共有用語集、文字起こしの多言語翻訳、動画の字幕・サブタイトルなどが段階的に付く
割引はボリューム(10〜30%以上)、複数年契約、非営利・NGO(Pro以上で追加10%)、教育機関向けが用意されています。ライブイベントの現地・リモートサポートはオプションです。
セキュリティとアクセシビリティ準拠
言語アクセスやアクセシビリティが法令で求められる領域——公共機関、教育機関、医療、上場企業のIR——で使うことを前提に整備されている点が、他の会議翻訳ツールとの明確な違いです。
実績と評判
(120か国・公式公表値)
(数十言語の双方向翻訳)
(Inc. 5000 掲載時)
(公式公表値)
米Inc.誌のInc. 5000で成長率668%、ソフトウェア企業として第52位の高成長企業に挙げられています。顧客の累計削減額2億ドル超は、人手による通訳を手配した場合との比較にもとづく公式の公表値です。
削減額や「最大90%削減」といった数値は、いずれもWordlyが自社で公表しているものです。実際の費用対効果は、会議の頻度・必要な言語数・人手通訳を使う場合の相場によって変わります。時間パッケージ制のため、まずは想定する年間の会議時間を洗い出してから見積もりを取ることをおすすめします。
他のAI同時通訳ツールとの違い
| 製品 | 主戦場 | 課金の形 | 参加者への配信 |
|---|---|---|---|
| Wordly | カンファレンス・イベント | 年間の時間パッケージ | QRコード・URL・会場モニター・スライド重畳 |
| Interprefy | 大規模イベント・人間通訳併用 | 個別見積もり | 専用アプリ・プラットフォーム連携 |
| KUDO | 会議・イベント(人間通訳も手配可) | 個別見積もり | Teamsネイティブ統合・ウィジェット |
| Sentio | 社内会議・中小規模イベント | 定額(月3,300円〜) | QRコード・URL |
| VoicePing | 社内会議・展示会 | 分数課金+定額、イベントは日額 | QRコード・URL・モニター字幕 |
Wordlyが向くのは、年間を通じて多言語のイベントや全社集会を継続的に開く組織です。言語数が増えても価格が変わらない点と、アクセシビリティ法令への準拠が効いてきます。
向かないのは、日常の1対1の商談や少人数の定例会議です。この用途では、定額で始められるSentioや、スマートフォン1台で完結するkotobaのほうが構成も費用も軽く済みます。日本語のサポート体制を重視する場合は、国産のVoicePingも比較対象になります。
本ページの情報は2026年8月時点で公式サイトに公開されている内容にもとづきます。最新の仕様・料金は公式サイトをご確認ください。

