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DeepL Voice

ディープエルボイス
DeepL Voice
の使い方・機能・解決する業務課題

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DeepL Voice(ディープエルボイス)とは?

DeepL Voiceは、翻訳サービスDeepLを提供するDeepL SEのリアルタイム音声翻訳ソリューションです。Microsoft Teams・Zoom Meetings・Google Meetに対応し、1つの会議内で参加者ごとに異なる言語の字幕を40以上の言語で表示できます。音声から音声への翻訳は近日提供予定。文字起こし・翻訳データは永続保存されず、通話終了後に削除されます。料金は非公開で個別見積もりです。

解決する業務課題

「DeepL Voice」のサービス詳細

DeepL Voiceとは

DeepL Voiceは、翻訳サービスDeepLを提供するDeepL SEのリアルタイム音声翻訳ソリューションです。文書やテキストを訳す従来のDeepLとは別に、話された言葉をその場で字幕に変換することを目的としています。

2024年11月13日に日本語を含む13言語で提供が始まり、2025年7月の拡充で音声入力16言語・翻訳字幕35言語へ、2026年4月には対応言語が40以上に広がりました。すでにDeepLを社内標準として使っている組織が、同じ翻訳品質と同じセキュリティ基準のまま会議の通訳まで広げられるという点が、他の会議翻訳ツールにはない立ち位置です。

DeepL Voiceは1つの製品ではない

「DeepL Voice」という名前で3つのソリューションが提供されています。会議で使うのは1つ目です。

01DeepL Voice for Online Meetings

Web会議のリアルタイム音声翻訳。本ページで主に扱うのはこれです。

  • 対応プラットフォーム — Microsoft Teams、Zoom Meetings、Google Meet
  • 提供中の機能 — 40以上の言語でのリアルタイム字幕
  • 近日提供 — 音声から音声への翻訳(2026年8月時点では「近日中に追加予定」と公式に記載)

02DeepL Voice for In-Person Conversations

対面の会話向け。会議室や店頭など、同じ場所にいる相手との会話が対象です。

  • 対応環境 — iOS、Android、Web
  • 対象 — 1対1の会話とグループ会話
  • 処理 — デバイス上での音声翻訳に対応

03DeepL Voice用API

自社プロダクトやコンタクトセンターに音声翻訳を組み込む用途です。

  • 主な用途 — カスタマーサービスや営業対応の多言語化
  • 機能 — 音声翻訳・リアルタイム通訳機能をAPIとして提供

1つの会議で、参加者ごとに違う言語の字幕が出る

DeepL Voice for Online Meetingsは、1つの会議内で複数言語の音声翻訳に対応します。英語で話された発言が、ドイツ語を選んだ参加者にはドイツ語で、日本語を選んだ参加者には日本語で、それぞれの画面に同時に表示されます。

字幕には話者名が添えられるため、複数人が発言する会議でも誰の発言かを追えます。参加者は自分の言語で話し、自分の言語で読めばよく、共通言語として英語に合わせる必要がありません。

DeepL Voiceの動作イメージ。英語で話す参加者Nickの発言が、別の参加者には「英語→ドイツ語」のラベル付きでドイツ語字幕として、さらに別の参加者には「英語→日本語」のラベル付きで日本語字幕として同時に表示されている
同じ発言が、参加者ごとに選んだ言語の字幕として同時に表示される

出典: DeepL公式ブログ「最新プロダクトDeepL Voice:リアルタイムの音声翻訳」(以下の画像も同様)

さらに、字幕の翻訳先は音声入力に対応している言語に縛られません。公式のFAQでは「音声入力に対応しているのは特定の言語のみですが、字幕はDeepL翻訳で利用可能なあらゆる言語へ翻訳することが可能」と説明されています。話者側の言語より、読み手側の言語の選択肢のほうが広い構成です。

会議には「DeepLボット」が参加する

導入前に必ず確認したいのが、音声の取得方式です。DeepL Voice for Online Meetingsは、DeepLのボットが会議に参加して音声を受け取る方式を採ります。

公式ヘルプセンターでは、ボットが参加するために「組織で外部参加者の会議参加が許可されていること」が必要と案内されており、Microsoft Teamsでは外部ユーザー・匿名ユーザーとのチャットを有効にしておくことも求められます。外部ゲストの入室を禁止している組織では、この設定変更が導入の前提条件になります。

DeepL Voiceの利用イメージ。Zoom と Teams のロゴとともに、ニューヨークの参加者の英語発言と、東京の参加者の日本語発言がそれぞれ吹き出しで表示されている
Microsoft Teams・Zoom Meetings・Google Meetに対応する

会議にボットを入れたくない場合は、ブラウザのタブ音声やマイク入力を直接拾う方式のツールが選択肢になります。[Sentio](https://ai-best-search.com/products/sentio) や [VoicePing](https://ai-best-search.com/products/voiceping) のPC音声翻訳がこれにあたります。社外との商談が主な用途なら、この違いは料金や精度より先に効いてきます。

使い方

  1. プランと利用範囲を問い合わせる

    法人向けソリューションで、料金は個別見積もりです。公式サイトのセールス問い合わせ、または無料体験から始めます。

  2. 管理者がアプリをインストールする

    Microsoft Teams・Zoom Meetings・Google Meetのいずれかに、管理者がDeepL Voiceアプリを導入します。あわせて、外部参加者の会議参加が許可されているかを確認します。

  3. ライセンスを割り当てる

    利用するメンバーにDeepL Voice for Meetingsのライセンスを割り当てます。

  4. 会議で字幕をオンにする

    会議中にDeepL Voiceを起動すると、DeepLボットが参加し、リアルタイム字幕が表示されます。参加者は各自の表示言語を選びます。

  5. 必要に応じて書き起こしを残す

    2025年7月の機能拡充により、会議の全文書き起こしと翻訳結果をダウンロードできます。

料金プラン

料金は公開されていません。公式FAQには「価格設定は翻訳量やプロダクトのタイプ、使用状況などを考慮し、それぞれのお客様のニーズに合わせて調整されます」と記載されており、個別見積もりとなります(2026年8月22日時点)。

区分内容(2026年8月22日時点の公式表記)
料金体系非公開(翻訳量・プロダクト・利用状況に応じた個別見積もり)
契約単位法人向け
無料で試す公式サイトに「無料体験を開始」の導線あり
問い合わせセールスチームへの問い合わせで見積もりを取得

定額で始められるSentioや、料金表が公開されているVoicePingと比べると、検討の初期段階で費用感をつかみにくい点は留意が必要です。一方、すでにDeepLを全社導入している組織であれば、既存契約と合わせた見積もりになります。

対応言語

リアルタイム字幕は40以上の言語に対応します。日本語、EUの全公用語24言語のほか、ベトナム語・タイ語・アラビア語・ノルウェー語・ヘブライ語・ベンガル語・タガログ語などが含まれます。前述のとおり、音声入力に対応する言語と、字幕の翻訳先として選べる言語は範囲が異なります。

セキュリティとデータの扱い

法人利用で最も問われる点について、公式FAQが明確に答えています。

文字起こし・翻訳データ
永続的な保存をしない
会議データの処理
一時的にメモリ内で処理し、通話終了後に削除
保存先
会議参加者のローカルデバイスのみ
学習利用
モデルの訓練目的には一切使用しない
通信
すべてのデータを転送中に暗号化
認証・準拠
ISO/IEC 27001:2022、SOC 2 Type 2、GDPR・HIPAA準拠、SSO対応

会議ログを蓄積して後から検索したい場合は、この「残さない」設計が逆に制約になります。議事録を資産として貯める運用が目的なら、VoicePingのように会議ログを保持するツールや、AI議事録ツールとの併用を検討してください。

導入実績と評判

DeepL全体では20万社以上の企業が利用しており、DeepL Voiceの導入事例として次の2社が公表されています。

01Inetum

欧州を代表するITコンサルティング企業。従業員28,000人。

  • 使い方 — DeepL VoiceとAPIを組み合わせて活用
  • 効果 — 知識の共有を高速化し、言語能力ではなくスキルにもとづいて人材を配置できるようになったと公表されている

02Aramark/Avendra International

フードサービス・施設管理の大手とその調達部門。

  • 効果 — DeepL Voiceの導入によりグローバル会議の時間を50%短縮したと公表されている

第三者評価としては、翻訳業界メディアのSlatorがDeepL VoiceをMicrosoft Teams・Google Meet・Zoomと比較した結果をDeepLが公表しています。翻訳品質スコアは100点中96.4点(競合プラットフォームは87〜89点)、エラー率は4%(平均17%)、ブラインドテストで言語専門家の96%がDeepL Voiceを1位に選んだ、という内容です。

この比較はDeepLが自社サイトで公表しているレポートにもとづく数値です。評価を行ったのは第三者のSlatorですが、公開しているのはDeepL自身である点を踏まえて参照してください。実際の精度は、自社の会議で使われる専門用語や話者のアクセントによって変わります。無料体験で実データを試すことをおすすめします。

他のAI同時通訳ツールとの違い

製品音声の取得方式音声での読み上げ料金
DeepL VoiceDeepLボットが会議に参加近日提供予定(字幕は提供中)非公開(個別見積もり)
Sentioブラウザのタブ音声/マイク提供中定額(月3,300円〜)
VoicePingPC音声/会議ボットの両方提供中分数課金+定額
kotobaスマートフォンアプリ提供中定額(無料枠5時間/月)
Wordly会議・イベントプラットフォーム連携提供中時間従量

DeepL Voiceが向くのは、すでにDeepLを社内標準にしていて、翻訳品質とセキュリティ基準を会議まで一貫させたい組織です。向かないのは、会議にボットを入れられない環境、費用感を先に固めたい検討段階、そして音声での読み上げが今すぐ必要な場面です。文書やWebページの翻訳が主目的であれば、DeepL本体のページを参照してください。

本ページの情報は2026年8月時点で公式サイトに公開されている内容にもとづきます。最新の仕様・料金は公式サイトをご確認ください。

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