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Microsoft Copilot Studio

マイクロソフトコパイロットスタジオ
Microsoft Copilot Studio
の使い方・機能・解決する業務課題

Microsoft Copilot Studio(マイクロソフトコパイロットスタジオ)とは?

Microsoftが提供する、自然言語とローコードの画面でAIエージェントやワークフローを作り、Teams・SharePoint・Microsoft 365 Copilot・Webサイトなどに公開できる法人向けのエージェント構築プラットフォーム。社内のデータや1,400以上のコネクタ、MCPサーバーとつなげられる。料金はCopilotクレジット制で、2万5,000クレジットのパックが月29,985円、ほかにAzure経由の従量課金と前払いプランがあり、社内向けのエージェントはMicrosoft 365 Copilot(1ユーザー月4,497円相当・税抜・年払い)でも作れる。日本語対応。

解決する業務課題

「Microsoft Copilot Studio」のサービス詳細

Microsoft Copilot Studioとは

Microsoft Copilot Studio(マイクロソフト コパイロット スタジオ)は、AIエージェントやワークフローを、自然言語とローコードの画面で作り、社内外のチャネルに公開して管理できる、Microsoft の法人向けプラットフォームです。「どんな仕事をさせたいか」を文章で説明して作り始められ、社内の文書やデータをエージェントの知識としてつなげたうえで、Microsoft Teams・SharePoint・Microsoft 365 Copilot のほか、Webサイトやモバイルアプリ、ソーシャルのチャネルにも公開できます。

作れるのは、質問に答える社内ヘルプデスクや顧客対応のチャットボットから、計画を立ててタスクを自律的に進めるエージェント、電話に対応する音声エージェント、複数のエージェントを連携させる仕組みまでさまざまです。1,400以上の外部コネクタや MCP サーバーを通じて、業務システムの操作もエージェントに任せられます。公式サイトでは、Fortune 500 企業の90%が Copilot Studio を使っていると紹介されています。

利用は Web アプリ(https://copilotstudio.microsoft.com)で、料金は「Copilot クレジット」という利用量の単位で支払います。社内向けのエージェントは、Microsoft 365 Copilot のライセンスに含まれる範囲で作ることもできます。

提供元
Microsoft Corporation(米国)
分類
ローコードのAIエージェント・ワークフロー構築プラットフォーム(法人向け)
利用環境
Web ブラウザー(Chrome 91 以降、Firefox 89 以降、Safari 16.4 以降)
公開先
Microsoft Teams、SharePoint、Microsoft 365 Copilot、Webサイト、モバイルアプリ、ソーシャルのチャネルなど
日本語
作成画面はブラウザーの言語(日本語を含む)で表示。日本語を主言語にしたエージェントを作れる
料金
Copilot クレジット パック 月29,985円(2万5,000クレジット)、従量課金(Azure サブスクリプションが必要)、前払いプラン。Microsoft 365 Copilot(1ユーザー月4,497円相当・税抜・年払い)にも社内向けの利用が含まれる

使い方

  1. 利用の準備をする Copilot Studio を使うには、Copilot Studio のライセンス(Copilot クレジット パックの購入にともなう無料のユーザーライセンス)、Microsoft 365 Copilot のライセンス、試用版ライセンスのいずれかなどが必要です。まず試すだけなら、試用版に個人でサインアップできます。
  2. エージェントを作る copilotstudio.microsoft.com にサインインし、作りたいエージェントを自然言語で説明します。指示(応答の仕方や書式のルール)、知識(SharePoint や社内の文書、Web サイトなど)、ツール(コネクタ・フロー・API・MCP サーバー)を追加していきます。
  3. テストする テスト用のチャット画面で、エージェントが質問をどう理解し、どう答えるかを確かめます。公開の前後に、テストセットを使って品質を評価する機能もあります。
  4. 公開する Teams や Microsoft 365 Copilot、Webサイトなど、使ってもらいたいチャネルに公開します。試用版ライセンスではエージェントを作ってテストまではできますが、公開はできません。
  5. 管理・改善する 分析画面で会話の成果や利用状況を確かめ、Power Platform 管理センターで、エージェントの一覧・セキュリティ・役割ごとのアクセス・コストを管理します。

主な機能

01作る

  • 自然言語での作成(プレビュー) — 達成したい業務の目的を説明すると、必要なエージェントとワークフローの組み合わせを Copilot Studio が組み立てます
  • エージェント — 指示と知識にもとづいて会話し、ツールを使ってタスクを完了する AI アシスタント。自分のアカウントを割り当てて、業務プロセスに参加させることもできます
  • ワークフロー・エージェントフロー — ドラッグ&ドロップのデザイナーで自動化を作れます。エージェントフローは Power Automate に似た操作で作れ、人による確認のステップも入れられます
  • テンプレート — エージェントストアの既製エージェントや、テンプレートから始められます

02つなぐ

  • 組織のナレッジ — Work IQ(Microsoft 365 Copilot を支える仕組み)や SharePoint などの社内データを、エージェントの回答の根拠にできます
  • コネクタ・MCP — 1,400以上の外部コネクタと MCP サーバーで、業務システムとつなげられます
  • マルチエージェント — 複雑な業務を複数のエージェントに分担させ、Microsoft やパートナーのエージェントとも連携できます
  • 音声エージェント — 電話に対応する音声エージェント(IVR)を作れます

03選べる「ハーネス」

  • GitHub Copilot ハーネス — 推論にもとづいて手順を自分で組み立て、多段階の作業や複雑な業務プロセスをこなします
  • Standard ハーネス — 作成者が設計した会話(トピック)に沿って応答する、ルールベースで再現性の高いエージェント向けです
  • Copilot Chat ハーネス — 組織の知識を Microsoft 365 Copilot Chat に組み込みます

04管理する

  • 管理・ガバナンス — Power Platform 管理センターで、エージェントの作成・共有の管理、データ保護、開発環境、エージェントのライフサイクル、利用状況とコストを管理できます
  • 分析と評価 — 会話の成果の分析、カスタム指標の追跡、テストセットによる品質評価ができます。Microsoft Purview や Viva Insights と組み合わせた ROI の追跡にも対応しています

料金

料金は「Copilot クレジット」で支払います。エージェントが回答したりアクションを実行したりするたびに、内容に応じた数のクレジットが消費されます。以下は2026年10月10日時点の Microsoft 公式サイト(日本)の表記です。

購入方法料金(公式表記)内容
Microsoft 365 Copilot1ユーザー月4,497円相当(年払い・税抜)Copilot Chat と Copilot Studio の Standard ハーネスを含む。Microsoft 365 の中で使う社内向けエージェントの作成・利用に。条件を満たす Microsoft 365 の法人向けプランが必要
Copilot クレジット パック月29,985円/パックテナント全体で使う 2万5,000 Copilot クレジット。外部チャネルへの公開や GitHub Copilot ハーネスも使える
従量課金制使った分だけ(月末に精算)前払いの契約なしで始められる。Azure サブスクリプションが必要
前払いプラン(事前購入プラン)購入量に応じた割引Copilot クレジットを1年分前払いする方式(Azure ポータルで購入)。最大20%のコスト削減。使い切ると自動で従量課金に切り替わる

クレジットの扱い: パックで購入した容量は月ごとに適用され、使わなかったクレジットは翌月に繰り越されません。購入した容量を超えて使うと、サービスが制限される場合があります。2025年9月1日に、課金の単位が「メッセージ」から「Copilot クレジット」に変わりました(パックあたりの量や従量課金の料金は変更なし)。従量課金の単価は、公式サイト(日本)の Copilot Studio のページには載っておらず、Azure の料金ページで確認する必要があります。

Copilot クレジットの消費の目安(Standard ハーネスのエージェント、公式ドキュメントより)

機能消費するクレジットMicrosoft 365 Copilot のライセンスを持つ社員が使う場合
従来型の回答(作成者が用意した定型の応答)1無料
生成回答2無料
エージェントアクション5無料
テナントグラフによるグラウンディング10無料
エージェントフローのアクション(100アクションあたり)13無料
コンテンツ処理ツール(1ページあたり)8無料
音声(1分あたり。従来型/生成AI/プレミアム生成AI)10/35/75—

右の列の「無料」は、Microsoft 365 Copilot のライセンスを持つ社員が、そのアカウントでエージェントを使う場合の扱いです(フェアユースの上限あり)。エージェントフローが無料になるのは、エージェントがフローを呼び出すトリガーで実行された場合に限られ、コンピューターを操作するエージェントの利用は含まれません。

無料で試す
試用版ライセンスで、エージェントの作成とテストができます(公開は不可)。無料の Azure アカウントに登録すると、エージェントの作成などに使える29,985円分のクレジットが付与されます
ライセンスの範囲
スタンドアロンの Copilot Studio では、エージェントを使う側のユーザーにはライセンスが要りません
見積もり
公式の「エージェント使用量見積」で、エージェントの種類や利用量から消費クレジットを試算できます
返金
料金ページには返金についての記載がありません(確認時点)

Microsoft 365 Copilot に含まれる範囲との違い

公式の FAQ によると、Microsoft 365 Copilot に含まれる Copilot Studio では、ライセンスを持つユーザーが、Copilot Chat と Standard ハーネスを使って社内向けのエージェントを追加費用なしで作って使えます。Teams・SharePoint・Copilot Chat の中で、ライセンスを持つ社員がエージェントを使う場合、回答の生成などはクレジットを消費しません(ただし、コンピューターを操作するエージェントの利用は含まれません)。

Web サイトやアプリなど外部のチャネルに公開したい場合や、GitHub Copilot ハーネスを使いたい場合は、スタンドアロンの Copilot Studio(クレジット パック、従量課金、前払いプラン)が必要です。なお、Microsoft 365 Copilot の中で軽量なエージェントをすばやく作る「エージェントビルダー」もあり、ビジネスユーザーや小規模なチーム向けとされています。

日本語対応

  • 作成画面 — ブラウザーの言語で表示され、日本語に対応しています。
  • エージェントの言語 — エージェントの主言語に日本語(ja-JP)を選べます。主言語は作成後に変更できません。なお、主言語が英語以外のエージェントは、公開後に Microsoft 365 Copilot のチャネルで「おすすめのプロンプト」が表示されません(Teams や Web チャットでは動作)。
  • 料金・サイト — Microsoft の日本向けサイトで円建ての料金が案内され、ドキュメント(Microsoft Learn)も日本語で読めます。

メリット・デメリット

メリット

  • Teams・SharePoint・Microsoft 365 Copilot など、社員が毎日使う場所にエージェントを直接置ける
  • 自然言語とローコードの画面で作れ、プログラミングの専門知識がなくても始めやすい
  • 1,400以上のコネクタや MCP で業務システムとつなげられ、問い合わせ対応から業務の自動化まで幅広く使える
  • Power Platform 管理センターや Microsoft Purview で、権限・データ保護・コストを一元管理できる
  • Microsoft 365 Copilot を契約していれば、社内向けのエージェントは追加費用なしで作れる

デメリット

  • ライセンスと課金の体系(パック・従量課金・前払い・Microsoft 365 Copilot に含まれる範囲)が複雑で、費用の見通しを立てにくい
  • 機能ごとにクレジットの消費量が違い、使われ方しだいで費用が変わる
  • 外部公開には有料のスタンドアロン版が必要で、試用版では公開できない
  • Microsoft 365・Azure・Power Platform を使っていない組織には、導入のハードルが高い

評判・口コミ

公式サイトでは、Fortune 500 企業の90%が Copilot Studio を使っていると紹介され、Estée Lauder・Dow・Amgen・Virgin Money の導入事例が掲載されています。Microsoft 365 をすでに使っている企業にとっては、社内のデータや Teams とつなげたエージェントを、慣れた管理の仕組みのまま展開できる点が選ばれる理由になっています。一方で、課金の単位や購入方法の組み合わせが多く、公式からも使用量の見積もりツールやライセンスガイドが用意されているほどで、導入前の費用試算が欠かせません。

よくある質問(FAQ)

Q. Copilot Studioは無料で使えますか? A. 試用版ライセンスに個人でサインアップすれば、エージェントの作成とテストまでは無料でできます。ただし、試用版では公開できません。本格的に使うには、Copilot クレジット パック(月29,985円)、従量課金、前払いプランのいずれか、または Microsoft 365 Copilot のライセンスが必要です。

Q. Microsoft 365 Copilotがあれば、別にCopilot Studioを買う必要はありますか? A. 社内向けのエージェントを Microsoft 365 の中(Teams・SharePoint・Copilot Chat など)で使うだけなら、Microsoft 365 Copilot に含まれる範囲で作れます。Webサイトなど外部のチャネルに公開したい場合や、GitHub Copilot ハーネスを使いたい場合は、スタンドアロンの Copilot Studio が必要です。

Q. Copilotクレジットとは何ですか? A. Copilot Studio の利用量を測る単位です。生成回答は2クレジット、エージェントアクションは5クレジットのように、機能ごとに消費量が決まっています。パックなら月29,985円で2万5,000クレジットを使え、使わなかった分は翌月に繰り越されません。

Q. 日本語のエージェントを作れますか? A. 作れます。作成画面は日本語で表示でき、エージェントの主言語にも日本語を選べます。

Q. エージェントを使う人全員にライセンスが要りますか? A. スタンドアロンの Copilot Studio で作って公開したエージェントは、使う側のユーザーにライセンスは要りません。費用は、エージェントが消費したクレジットに応じてかかります。

Q. 従量課金を使うには何が必要ですか? A. Copilot Studio の環境に紐づけられる、有効な Azure サブスクリプションが必要です。Power Platform 管理センターで課金ポリシーを作成し、環境を Azure サブスクリプションにリンクすると、月末に実際に使ったクレジット分だけ請求されます。

他のAIツールとの違い

サービス種類向いている使い方
Microsoft Copilot StudioMicrosoft 365 と統合されたローコードのエージェント構築基盤Teams や社内データとつながったエージェントを、Microsoft の管理の仕組みの中で展開したい
Microsoft CopilotMicrosoft の AI アシスタント個人や社員が、チャットや Office アプリの中で AI を使いたい
Difyオープンソースの LLM アプリ・エージェント開発基盤モデルを自由に選び、自社環境でもエージェントやチャットボットを作りたい
n8nワークフロー自動化ツール(セルフホスト可)さまざまな SaaS をつないだ自動化に、AI の処理を組み込みたい
Chatbase自社データで学習させる AI チャットボットWebサイトに問い合わせ対応のチャットボットを手早く置きたい

Microsoft Copilot は「AI を使う」ためのアシスタント、Copilot Studio はその Copilot を拡張したり、独自のエージェントを「作って配る」ための基盤です。Microsoft 365 を使っていない組織や、モデルを自由に選びたい場合は、Dify や n8n のような選択肢もあります。

本ページの情報は2026年10月10日時点で、Microsoft 公式サイト(日本)の Microsoft Copilot Studio の製品ページ・プランと価格のページと、Microsoft Learn の公式ドキュメント(Copilot Studio の概要、標準ハーネス駆動のエージェントのライセンス取得、請求レートと管理、言語サポート)にもとづきます。料金・機能は変更されることがあるため、最新の情報は公式サイトをご確認ください。

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